宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/24 05:27 太陽風は非常に低速で、磁気圏も穏やかです。これから太陽風に乱れが始まると思われます。
2004/ 6/25 08:41 太陽風は300km/秒と非常に低速です。磁気圏もたいへん静かです。
2004/ 6/26 08:40 太陽風磁場のセクター境界を越え、磁場の様子が変化しています。磁気圏は静穏です。
2004/ 6/27 08:21 C8.6の小規模フレアが発生しました。これから太陽風速度が上昇すると予想されます。
2004/ 6/28 11:21 太陽風磁場の強度に変化が見えています。これから太陽風の速度が上昇すると思われます。
最新のニュース

2004/ 6/29 10:41 更新
コロナホールによる高速風領域に入りました。太陽風速度が500km/秒に上昇しています。

担当 篠原

コロナホールの影響域に入った様です。
ACE衛星の観測では、29日4時(世界時28日19時)頃から太陽風の速度が上昇を始め、
現在500km/秒に達しています。
高速風はもうしばらく上昇を続け、600km/秒程度に達するという予想が出されています。
前周期の変化やコロナホールの規模から考えると、上昇を続けてもその程度の速度に留まるでしょう。

太陽風の磁場強度も15nTまで上昇しています(ACEデータの白線)。
南向き成分(赤線のマイナス成分)はあまり含まれていないのですが、
AE指数を見ると、500〜1000nT程度の変化が観測されており、オーロラは活発化している様です。

前周期の変化を参考にすると、高速風は3日程度続きそうです。

太陽黒点では635群がとうとう見えなくなりました。
現在は大きな黒点群も無く、太陽フレアも小規模フレアが発生する程度でしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。