宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 5/12 10:30 更新 太陽風磁場の南向きが強まっています。このためオーロラ活動が活発になっています。 担当 篠原 昨日からやや強まっていた太陽風の磁場(ACEデータの白線)ですが、 その後は北向き主体になり(赤線のプラス方向)、磁気圏への影響はほとんど無くなっていました。 しかし、12日3時(世界時11日18時)頃から急激に南向き成分(赤線のマイナス方向)が卓越する様になり、 最大で-8nTに達しています。 このため、AE指数では12日7時(世界時11日22時)頃からかなり強い変動が見られています。 最大で1000nTを越えています。 太陽風の速度は400〜450km/秒と低速ですが、コロナホールの影響でこれから上昇する事も予想され、 その場合は磁気圏の擾乱が更に発達することも考えられます。 磁場が大きく南を向いている間は今後も注意が必要です。 また、昨日お知らせしたフィラメント消失による太陽風の擾乱もこれから観測される可能性があります。 この磁気圏活動に伴う様に、放射線帯の高エネルギー電子の密度は減少しました。 10の4乗の警戒線から既に下がっています。GOES衛星のデータをご覧下さい。 太陽黒点は昨日から目立った変化はなく、フレア活動も大変穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
