宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/ 6 11:01 コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています。
2004/ 5/ 7 11:03 太陽風の速度は低下しつつあります。太陽フレアも穏やかです。
2004/ 5/ 8 11:11 太陽風の速度は下がりつつあります。太陽風磁場の影響でオーロラがやや活発です。
2004/ 5/ 9 11:16 太陽風の速度は460km/秒へ低下しています。放射線帯電子が増加しています。
2004/ 5/10 11:20 太陽風の速度は400km/秒まで下がり、磁気圏は静かになっています。
最新のニュース

2004/ 5/11 11:31 更新
太陽風の磁場がやや強まっています。オーロラ活動が見られています。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒の状態が続いています。
一方、太陽風の磁場がやや強まって、5nTを前後するようになっています。
特に、11日7時(世界時10日22時)頃から-5nT程度の南向き成分が見られる様になり、
オーロラ活動をやや活発にしています。
AE指数では、11日9時(世界時11日0時)頃から500nT程度の変化が現れています。
今後の太陽風の変化に注意が必要ですが、速度が低速ですので大きな擾乱に発達する事はないでしょう。

N0AA/SECの発表によると、10日に太陽面でフィラメント消失現象が観測されました。
これによる太陽風及び磁気圏の擾乱が13日頃に発生するかもしれないとのことです。

放射線帯の高エネルギー電子は現在もやや多い状態です。
青線の最大値が10の4乗の線に達しています。衛星運用ではまだしばらく注意が必要でしょう。

太陽のフレア活動はたいへん穏やかです。
太陽黒点では606群がやや大きな姿を見せていますが、発達もしておらず、フレア活動もありません。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。