宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 2/ 2 10:59 太陽風の速度は低下しています。今後4日間程度は警戒が必要です。
2004/ 2/ 3 10:44 太陽風の速度が600km/秒へ上昇しています。
2004/ 2/ 4 10:40 太陽風は600km/秒と高速状態が続いています。磁気圏は比較的静かです。
2004/ 2/ 5 11:01 太陽風の速度は500km/秒まで低下しました。コロナホールの影響は抜けつつある様です。
2004/ 2/ 6 11:00 太陽風の速度は500km/秒前後で変動しています。もうしばらくこの状態が続きそうです。
最新のニュース

2004/ 2/ 7 11:06 更新
太陽風の速度は600km/秒まで上昇しています。オーロラ活動がやや活発になっています。

担当 篠原

太陽風の速度(ACE衛星の黄色線)は高い状態が続いています。
6日15時(世界時6日6時)に再び600km/秒を超え、現在も550km/秒とやや高速な状態が続いています。
太陽風磁場の南向き成分(赤線)は、-5nT弱の成分が頻繁に現れています。
太陽風が高速だったため、オーロラ活動もやや活発に見られた様です。
オーロラ活動を示すAE指数は500〜1000nTの変化を示しています。

SOHO EIT284カメラに見えるコロナホールは、大部分が西へ(右へ)移動しました。
ここからの影響はそろそろ無くなると思われます。
一方、太陽風磁場の動きを見ると、磁場構造のセクターの切り替わりが近づいている様です。
引き続き、この影響で太陽風が乱れる可能性があります。

太陽黒点は551群がやや規模を大きくしています。
フレア活動は低調で、551群が小さめのMクラス(中規模)フレアを起こすかもしれない程度だと
NOAA/SECはコメントしています。

静止衛星軌道の高エネルギー電子の量が増加しています(今日の1枚目の図)。
衛星運用に支障が現れ始めると言われる10の4乗のレベルを超えています。



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。