宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
太陽黒点 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (CRL)
太陽X線 (GOES)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (CRL)
Dst予測 (CRL)
AE指数 (CRL)
Dst (京都大学)
CRL磁力計 (CRL)
シベリア磁場 (CRL)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (CRL)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 1/29 10:39 上昇した太陽風の速度はやや下がっています。続いて、大規模なコロナホールの影響が始まるでしょう。
2004/ 1/30 10:41 太陽風の速度は低下し、磁気圏は静かになっています。次のコロナホールに注意して下さい。
2004/ 1/31 10:17 太陽風が高速になっています。コロナホールのため、これから長期間擾乱が続きそうです。
2004/ 2/ 1 06:35 大規模なコロナホールによる高速太陽風領域に入りました。
2004/ 2/ 2 10:59 太陽風の速度は低下しています。今後4日間程度は警戒が必要です。
最新のニュース

2004/ 2/ 3 10:44 更新
太陽風の速度が600km/秒へ上昇しています。

担当 篠原

太陽風の速度(ACEデータの黄色線)は再び上昇に転じ、600km/秒に上がっています。
一方、10nTを超えていた磁場強度(白線)は徐々に減少して、5nT近くにまで下がっています。

2日13時〜3日2時(世界時2日4〜17時)にかけて、南向き磁場(赤線)が強く現れる時間帯が続きました。
このため地球ではオーロラ活動が活発になり、
AE指数がしばしば1000nTを超えるオーロラ活動が北極圏で見られた様です。

その後は、強い南向き成分(赤線)は現れなくなったため、磁気圏は静穏な状態に落ち着いています。
しかし、太陽風の速度が高い間は磁場の状況の変化に注意が必要です。
SOHO EIT284カメラに見えるコロナホールの様子から、今後も3〜4日程度高速状態が続く可能性があります。

磁気圏が比較的静穏なまま、太陽風が高速な状態が続いています。
GOES衛星の観測による静止衛星軌道の高エネルギー電子の密度が増えつつあるようです。
1枚目の図に示していますが、赤線と青線が次第に上昇しています。
10の4乗の横線に近づくと、衛星運用に支障が発生し始めると聞いています。



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。