宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:04)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M3.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 10:39 C5.5
09:20 C4.6
06:08 C8.9
02:00 M1.3
8/20 23:45 C8.7
21:22 C7.4
13:39 M1.2
12:39 C9.9
06:43 M3.7
05:08 C9.8
02:09 C5.1
01:26 C7.1
00:47 C4.4
8/19 22:56 C6.3
20:33 C5.7
18:33 M1.3
17:26 C4.2
14:07 C4.3
13:16 C5.5
10:35 C7.7
08:48 M1.4
07:34 C5.6
05:56 M1.3
02:32 C4.5

黒点  8/21 (NOAA)
磁場 フレア
3784 5 βγ C9
3785 6 β M1
3788 1 α ---
3789 9 β ---
3790 25 βγ M1
3792 2 β C4
3793 8 β C8
3794 15 β C6
3796 14 βγ M4
3797 4 β C6
3798 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 318 -2.6
-2 h 330 -0.6
-4 h 341 +3.1
-6 h 331 -3.7
-8 h 312 -1.4
-10 h 331 -2.2
-12 h 333 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/21 0.3 1x10^2
8/20 0.3 2x10^2
8/19 0.3 1x10^2
8/18 0.3 3x10^2
8/17 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 8/16 13:36 太陽風は低速の状態です。太陽はフレアの規模が小さくなっています。
2024/ 8/17 13:20 太陽風は低速の状態が続いています。磁気圏は穏やかです。
2024/ 8/18 12:54 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。
2024/ 8/19 12:25 太陽風磁場の強まりが続いています。太陽の東端でMフレアが発生しています。
2024/ 8/20 13:49 太陽風は低速になっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2024/ 8/21 14:04 更新
太陽風は低速ですが、磁気圏の活動はやや強まりました。ニュージーランドのオーロラの続きをどうぞ。

担当 篠原

昨日紹介した8月12〜13日の夜に撮影された
ニュージーランドのオーロラ写真の続きです。

1枚目は、昨日の3枚目と同じ、
現地13日0時26分(世界時12日12時26分)の撮影です。
魚眼レンズなので、空全体の様子が良く分かります。
ぜひ2枚を並べて見て下さい。

2枚目は、3時間後の、
現地13日3時42分(世界時12日15時42分)。
月が沈んで空が暗くなったこともあり、
星空が写るくらいの露光になっています。
空全体が赤く見える様なオーロラの広がりになっています。
この頃、Dst指数は-200nT程度と
今回の磁気嵐の最大の変化になっていました。

そして、3枚目は、現地13日4時12分(世界時12日16時12分)と、
朝も近くなった頃です。
対角130度ある広角レンズによる天頂付近の撮影で、
オーロラの筋が放射状に写っています。
露光時間を長めにしているので、
2つのマゼラン雲など、星々がたくさん見えています。

撮影の時刻だけでも9時間にわたる記録です。
AE指数のグラフを見ると、
世界時でちょうど8月12日全体が活発に乱れたのですが、
その真ん中の一番良い時間帯を楽しまれた様に思います。
素晴らしい記録をどうもありがとうございました。



太陽風は、速度が350km/秒から320km/秒へ下がり、
より低速になっています。
磁場強度は、7nTから6nTに少し下がっている様です。
こちらは平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
-5nTくらいの南向きの変化が頻繁に発生しています。
速度が下がっているので影響は限定的ですが、
AE指数は、500nT程度の中規模の変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは特に見えていません。
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


太陽は、小さい変化ですが、
中心部北側(上側)の3793黒点群で、
21日1時半(世界時20日16時半)に
C4.9の小規模フレアが発生しています。

SDO衛星AIA193の動画を見ると、
コロナが噴き上がる様子が見えています。
弱いCME(コロナ質量放出)が発生していて、
太陽風の小規模の乱れがやって来るかもしれません。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日0時26分(世界時12日12時26分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日3時42分(世界時12日15時42分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日4時12分(世界時12日16時12分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


3793黒点群で発生した、C4.9の小規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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