宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:10)
今日、X1.1の大規模フレアが発生しました。
また、X2.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/10 13:37 C7.4
12:04 M1.4
11:24 C9.7
11:05 C9.8
09:09 M1.3
08:45 M1.6
08:03 M1.2
07:12 M2.7
06:45 C7.8
06:15 M1.0
02:12 X1.1
00:19 C6.0
5/ 9 22:18 M3.7
20:52 M3.1
17:33 X2.2
16:55 M1.2
15:05 M2.4
14:36 M1.2
13:45 M1.7
12:09 M4.5
09:58 M1.8
06:11 X1.0
05:29 M1.7
04:15 M2.0
03:15 M2.9
02:35 M7.9
01:38 C6.7
00:55 C6.6
5/ 8 23:33 M1.0
23:07 M1.1
20:45 M8.6
20:11 M4.1
18:56 M2.2
18:33 M2.1
16:30 M4.5
15:45 M7.1
13:22 X1.0
12:39 M1.9
12:22 M1.9
11:52 M1.2
11:01 M3.4
10:35 X1.0
09:33 C9.4
06:14 M3.3
05:00 M2.1
03:50 C8.4
02:33 C7.2
01:58 C7.8
01:25 M8.2
00:32 C5.0

黒点  5/10 (NOAA)
磁場 フレア
3663 10 βγ X1
3664 81 βγδ X2
3666 1 α ---
3667 1 α ---
3670 1 α ---
3671 1 α ---
3672 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:06 417 -1.2
-2 h 431 -2.6
-4 h 421 +1.1
-6 h 404 -2.1
-8 h 424 +1.2
-10 h 422 +1.5
-12 h 417 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -4 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 17 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.3 5x10^1
5/10 1.5 3x10^2
5/ 9 0.8 2x10^2
5/ 8 0.4 2x10^2
5/ 7 0.3 1x10^2
5/ 6 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/ 5 09:53 3663黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風は低速になっています。
2024/ 5/ 6 10:11 Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。
2024/ 5/ 7 14:14 X4.5の大規模フレアが発生しました。太陽風の速度が高まっています。
2024/ 5/ 8 15:31 X1.0の大規模フレアが2か所で発生しています。
2024/ 5/ 9 12:19 3664黒点群でフレアが続き、ハロー型のCMEも続いています。
最新のニュース

2024/ 5/10 15:10 更新
X2.2、X1.1の大規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。

担当 篠原

NOAA/SWPCの太陽風予報が更新されました。
太陽風の乱れの到来の予想時刻は、
11日8時(世界時10日23時)頃と少し遅くなっていますが、
次々に飛び出したCME(コロナ質量放出)による乱れが連なって、
乱れの領域の厚みが増しています。

実際にどの様な変化がやって来るのか。
今夜以降は、太陽風の推移に注目して下さい。
磁場の強まりがやって来て南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が強まる可能性も大きくなります。


太陽では、南西(右下)に進んだ3664黒点群の活動が続いています。
昨夕、9日18時(世界時9日9時)にX2.2、
今日未明、10日2時半(世界時9日17時半)にX1.1と
大規模フレアを2回起こし、
その前後に、M2.3、M3.1、M2.9、M3.7などの
中規模フレアが発生しています。

2つのXフレアとそれに伴って発生したCMEの様子を、
SDO衛星AIA131、SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
CMEは、どちらも太陽を囲む様に広がっていて、
太陽風の乱れは地球に到来しそうです。

これらの乱れも含めて、
今後の太陽風は複雑な変化をしそうです。

X線グラフは、
グラフの後半でフレアの発生が少なくなっています。
3644群の活動はこのまま穏やかになるのか、
しばらく休んで再び活発になるのか、
引き続き注目してください。


太陽風は、速度は450km/秒から420km/秒に少し下がり、
磁場強度は、4nTから6nTに少し強まって、
グラフの最後は1nTと弱くなっています。

磁場の南北成分は、磁場が少し強まったところで、
南向きの変化が見られ、
AE指数で500nTに達する程度の磁気圏の活動を起こしています。
現在は磁場が弱くなっているので、
この後の磁気圏の変化は小さくなりそうです。



太陽風の乱れは、11日8時(世界時10日23時)頃に地球に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3664黒点群で発生した、X2.2の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X2.2フレアに伴って発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3664黒点群で発生した、X1.1の大規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.1フレアに伴って発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。