宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
今日、M9.4の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 11:56 C3.2
06:03 M9.4
01:41 C4.3
3/30 23:03 C3.7
21:07 C4.6
19:37 C8.0
18:59 C4.2
14:36 C2.6
13:34 C3.0
11:07 C8.3
09:54 C3.5
06:05 C5.5
05:29 C7.8
04:21 M1.2
03:24 M1.0
02:22 C7.2
00:44 C7.8
3/29 22:14 C6.0
21:41 C6.0
19:00 C8.7
18:00 C3.5
16:11 C3.4
14:37 C3.0
13:33 C3.1
10:51 M3.2
09:33 C4.6
05:32 X1.1
04:23 M1.1
03:10 C4.3
02:00 C8.4
00:27 M6.1

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
3615 15 βγδ X1
3617 2 β ---
3619 1 α ---
3624 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 508 +5.2
-2 h 499 +0.4
-4 h 453 -3.4
-6 h 420 +4.1
-8 h 416 +1.4
-10 h 369 +3.1
-12 h 356 +4.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
3/31 0.5 5x10^2
3/30 0.5 4x10^2
3/29 1.1 4x10^2
3/28 1.8 3x10^2
3/27 4.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 3/26 13:20 太陽風の速度は下がりつつあります。磁気圏はやや活動的です。
2024/ 3/27 13:13 太陽風は高速の状態が続いています。Mクラスのフレアが続いています。
2024/ 3/28 12:45 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽も次第に落ち着いています。
2024/ 3/29 13:30 太陽風はやや低速です。X1.1の大規模フレアが発生しました。
2024/ 3/30 13:37 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/ 3/31 13:01 更新
M9.4の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度が高まっています。

担当 篠原

今朝、31日6時(世界時30日21時)に、
太陽の南西の端(右下)に沈みつつある3615黒点群で、
M9.4と、Xクラス寸前の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

現在の可視光写真では、
3615群は最後の黒点が微かに見える程度です。
この後の活動は、こちらからは見えなくなります。

この直後、31日7時半(世界時30日22時半)には、
北東の端近く(左上)でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
M9.4フレアにより、
太陽の右側へとても淡いCME(コロナ質量放出)が飛び出し、
フィラメント噴出により、
太陽の左上にCMEが発生しています。

どちらも地球に対して横向きの噴出なので、
影響はないでしょう。

可視光写真を見ると、太陽は黒点が少なくなっています。
太陽はしばらく穏やかになりそうです。


太陽風は、昨日は330km/秒と低速でしたが、
今日に入った頃から速度が高まり始め、
31日10時(世界時31日1時)頃に500km/秒へ達して、
高速の状態に変わっています。
磁場強度は、4nTと平均的な状態だったのが、
昨夕から強まり始め、今朝には13nTに達しました。
その後磁場強度は下がり、現在は8nTとやや強まった程度です。

磁場の南北成分は、概ね北寄りで推移しています。
このため磁気圏は穏やかで、
磁場が一時的に南向きに強まった今朝くらいに、
AE指数で600nTの中規模の変化が発生した程度です。

現在の磁場は北向きに戻っています。
磁気圏の活動も穏やかになるでしょう。

今回の太陽風速度の高まりは、
関係する領域が良く分かりませんでした。
高速風はどの様に推移するでしょうか。



3615黒点群で発生したM9.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


北東の端近くで発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側と左上に広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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