宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:24)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 08:09 C1.9
3/30 16:26 M5.4
08:37 M1.1
01:02 C5.6
3/29 22:50 M1.2
14:37 C2.2
13:33 C4.0
11:19 X1.2
09:24 C2.4
08:03 C2.7
03:57 C2.6
00:40 C2.3

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
3256 4 β X1
3257 1 α ---
3260 1 α ---
3262 4 α C3
3263 2 β ---
3264 1 α ---
3265 4 β C2
3266 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 613 -2.8
-2 h 595 -5.5
-4 h 563 -1.7
-6 h 540 -3.1
-8 h 527 -2.1
-10 h 542 -1.0
-12 h 537 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -52 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -33 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
3/31 0.4 2x10^3
3/30 0.6 8x10^3
3/29 0.4 4x10^3
3/28 0.4 2x10^3
3/27 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/26 09:57 太陽風の速度は550km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。
2023/ 3/27 09:47 高速の太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/ 3/28 09:44 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 3/29 13:11 X1.2の大規模フレアが発生しました。アラスカのオーロラとスターリンクトレインの写真をどうぞ。
2023/ 3/30 13:30 太陽風がやや高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 3/31 13:24 更新
太陽風はより高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。

担当 篠原

南極・昭和基地の田中良昌さんから送っていただいた、
3月23日のオーロラ写真の続きです。
昨日の3枚以上にオーロラが激しく光っている様に見えます。

1枚目の写真の左下には、
オリオン座の三つ星が斜めに並んでいます。
南半球なのでオリオン座はひっくり返っていて、
三つ星の上にオリオン大星雲のある小三つ星が縦に並んでいます。
さらに、オリオン座の右上方向、基地の建物の上の明るい星は、
おおいぬ座のシリウスです。
もちろん、おおいぬ座もひっくり返っています。
星空と対比させると、
オーロラの大きさがより実感できるのではないでしょうか。

田中さんによると、この夜は快晴で、
気温は -20℃程度とかなり寒かったそうです。
そのためカメラのバッテリーの消耗が激しく、大変だった様です。

素晴らしいオーロラをどうもありがとうございました。



太陽風は、昨夜遅くから速度が500km/秒台に高まり、
高速の状態になりました。
現在は550〜600km/秒付近で推移しています。
(現在、太陽風のデータはACE衛星の値になっています)

磁場強度は、5〜8nTあたりを上下に変化しています。
磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、
-5nTくらいの南向きの変化が頻繁に発生しています。

このため磁気圏の活動は強まっていて、
AE指数は500〜800nTの中規模の変化が
連続的に発生しています。

コロナホールの影響が本格的にやって来た様です。
SDO衛星AIA193では、
コロナホールの広がりは比較的小さかったのですが、
高速風はどのくらい続くでしょうか。


太陽は、南西の端(右下)の3256黒点群で、
昨夕、30日16時半(世界時30日7時半)に
M5.4の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

このフレアに伴って、太陽の右下へ向かって
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球に対しては横向きの噴出なので、
影響はないでしょう。

3256群が沈むと、太陽は穏やかになりそうです。




昭和基地で現地3月23日23:05(世界時23日20:05)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所 田中良昌氏


昭和基地で現地3月23日23:30(世界時23日20:30)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所 田中良昌氏


昭和基地で現地3月23日23:35(世界時23日20:35)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所 田中良昌氏


南西の3256群で発生したM5.4の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下へ噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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