宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:04)
昨日、C3.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/14 --- ---
3/13 19:17 C3.1
3/12 16:05 C3.2

黒点  3/14 (NOAA)
磁場 フレア
3242 1 α ---
3245 1 α C2
3247 2 α ---
3249 2 β ---
3250 9 β ---
3251 1 α ---
3252 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 362 +2.7
-2 h 327 +1.3
-4 h 313 -4.6
-6 h 316 +0.7
-8 h 330 +3.6
-10 h 333 +6.3
-12 h - +7.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 18 -/ -
-6 h 25 -/ -
-8 h 21 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.5 3x10^2
3/14 12.2 1x10^3
3/13 13.2 7x10^2
3/12 0.3 3x10^3
3/11 0.4 4x10^3
3/10 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/ 9 13:25 太陽風は平均的な速度が続いています。
2023/ 3/10 13:42 太陽風は平均的な状態です。磁場が南寄りに変化して、磁気圏はやや活動的です。
2023/ 3/11 09:24 フィラメント噴出が発生し、CMEが飛び出しています。
2023/ 3/12 10:00 太陽の南西でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は低速になっている様です。
2023/ 3/13 13:24 太陽で噴出が続いています。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2023/ 3/14 14:04 更新
太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。

担当 篠原

昨日の昼、13日12時(世界時13日3時)頃、
太陽の向こう側である程度規模の大きいフレアが発生した様で、
太陽全体を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

SDO衛星では、
対応する時間帯に特に活動が発生していないため、
向こう側の現象だと考えられます。
CMEは、ほぼ真反対で発生したと思われる様な、
きれいな丸い広がりになっています。

太陽を地球よりも12度ほど左側から観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2でも、
丸く広がるCMEが観測されています。
SOHO衛星の画像と比べると、
広がり方が少し左側に偏っている様に感じられます。
(画像は途中までしかありませんでした)

向こう側での噴出なので、地球への影響はありません。

また、13日19時(世界時13日10時)には、
太陽の中心部の北側でフィラメント噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

コロナのガスは、右上に向かって噴出していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3でも、
CMEは右上を中心に飛び出しています。
発生地点が太陽の中心に近いのですが、
地球への影響は、やって来ても小さい変化になりそうです。

X線グラフは、
このフィラメント噴出の時にC3.1を記録しただけで、
その他は特に変化はありません。

太陽の可視光写真も
次第に黒点が少なくなっています。


太陽風は、310〜340km/秒程度の低速の風が続き、
磁場強度は5nTから9nTに少し強まる変化が見られていましたが、
グラフの最後、14日13時(世界時14日4時)頃に、
磁場強度は15nTへ、速度も390km/秒へ
急に強まる変化が発生しています。

11日のニュースでお知らせしたCMEによる
太陽風の乱れが到来したのかもしれません。
その場合、到来まで3日半かかっています。

磁場の南北成分は、
グラフの最後は0nTか北向きに強まっています。
この後、南向きに強まる変化が到来すると、
磁気圏の活動はある程度強まる可能性があります。



太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を12度ほど左側から観測しているSTEREO Ahead衛星によるCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の中心部北側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に飛び出すCMEの様子。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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