宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/27 05:47 C3.6
00:41 C2.9
9/26 17:51 C4.7
04:29 C1.9
9/25 16:00 C5.9
15:15 C4.2
13:56 C3.1
11:54 C3.2
03:41 C6.1
02:02 C7.2
00:40 C7.2

黒点  9/27 (NOAA)
磁場 フレア
3105 16 β ---
3107 33 β C7
3108 7 β ---
3109 1 α ---
3110 13 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 381 +14.9
-2 h 363 +3.5
-4 h 362 -9.3
-6 h 343 -5.1
-8 h 305 -0.9
-10 h 292 +1.8
-12 h 297 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 29 -/ -
-6 h 26 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 2x10^3
9/27 1.1 1x10^4
9/26 1.1 4x10^3
9/25 0.9 3x10^3
9/24 0.7 1x10^3
9/23 0.7 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/22 13:11 太陽の南東部でフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に下がっています。
2022/ 9/23 13:00 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は穏やかです。Cクラスのフレアが続いています。
2022/ 9/24 13:11 太陽で左右にプロミネンスが噴出しています。太陽風は平均的な状態です。
2022/ 9/25 13:07 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風はやや低速です。
2022/ 9/26 13:25 フレアの発生は少なくなっています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2022/ 9/27 12:49 更新
太陽風の磁場が強まっています。速度は低速です。

担当 篠原

今朝、27日6時(世界時26日21時)頃から、
太陽風の磁場強度が強まり始め、
3nTとやや弱い状態から次第に上昇して、
27日11時(世界時27日2時)頃に21nTに達しました。
その後は16nT前後で推移し、
グラフの最後で再び23nTに強まっています。

速度も同じ頃に上昇していますが、
ここまでは変化は小幅で、
300km/秒から380km/秒に高まった程度と、
低速の状態が続いています。
今後どの様に変化するか、引き続き注目してください。

太陽風のグラフでは、
磁場強度も速度も急な強まりは見られず、
数時間かけてゆっくりと強まっています。
CMEによる乱れというより、
太陽風の大きい構造に関係する乱れなのかもしれません。

磁場の南北成分は、
-10nTに達する南向きの大きい変化が発生して、
AE指数では500〜1000nTの中規模の変化が発生しています。
速度が低速なので、激しい変化にはなっていない様です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の東側にコロナホールの暗い領域が広がっていて、
右端が太陽の中心線に達するくらいです。
このため、3日後くらいから、
この領域の影響で太陽風の速度が高まる可能性があります。



太陽は、中心部南側(下)の3107黒点群で、
C4.7、C3.6などの小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画の様子では、
特に活発という印象ではありません。

昨夕、26日18時(世界時26日9時)頃に、
太陽の南東の端(左下)で、プロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この写真では特に目立つ現象ではなかったのですが、
SOHO衛星LASCO C2、C3では
なかなか立派なCMEの噴出が観測されていて、
コロナのガスの広がり方がきれいに見えています。
横方向の噴出なので、地球への影響はありません。




太陽の南東で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に向かって飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。