宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
今日、M1.8の中規模フレアが発生しました。
また、M7.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/28 09:50 C5.8
06:34 C5.1
06:00 C3.0
05:39 C4.4
02:17 C6.8
01:42 M1.0
00:47 M1.8
00:13 M1.1
8/27 23:55 C5.2
22:07 C9.6
21:42 C8.8
21:02 C4.4
20:33 M1.2
18:12 C4.4
16:47 C5.6
15:56 C8.8
15:07 C5.4
13:56 C9.6
13:07 M1.3
10:54 M4.8
09:45 C5.0
07:31 C3.4
06:46 C3.0
03:09 C4.9
01:29 C7.1
00:57 C8.4
8/26 23:30 M1.8
21:07 M7.2
19:36 M2.1
17:30 C7.0
15:09 C7.3
14:11 C4.7
12:05 C6.0
11:15 C4.3
08:11 M1.0
06:52 C2.3
04:42 M1.8
03:48 C8.0
02:36 C7.3
01:30 C3.2
00:42 C2.4

黒点  8/28 (NOAA)
磁場 フレア
3085 2 β ---
3086 8 β C6
3087 1 α ---
3088 9 βγ M5
3089 14 β M7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:55 403 +4.9
-2 h 438 +4.2
-4 h 403 -1.8
-6 h 373 -1.1
-8 h 360 +3.0
-10 h 358 +3.2
-12 h 370 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -18 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.6 4x10^1
8/28 24.2 3x10^2
8/27 27.5 6x10^3
8/26 0.5 5x10^3
8/25 0.5 4x10^3
8/24 0.5 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/23 12:49 高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2022/ 8/24 13:31 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2022/ 8/25 14:11 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。新しい黒点が現れています。
2022/ 8/26 13:07 Mフレアが2回発生しています。太陽風は低速になっています。
2022/ 8/27 11:46 M7.2、M5.3などの中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2022/ 8/28 10:06 更新
3088黒点群の活動が続いています。CMEによる太陽風の乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

昨日、27日11時(世界時27日2時)に3088黒点群で発生した
M4.8の中規模フレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

昨日のニュースでは初めの部分を紹介しただけでしたが、
フレアは長い時間輝きが続くタイプで、
GOES衛星のX線グラフでも
大きな山となって変化が現れています。

このフレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
青色のC3は途中の写真が欠けているので、
ガスの動きが見にくくなっています。

地球に対してかなり斜めの噴出ですが、
NOAA/SWPCの予報では(3枚目の図)、
飛び出したガスの端が、
明日の朝、29日6時(世界時28日21時)頃に
地球に到来するとのことです。
その場合、発生から2日程度でやって来ることになります。
太陽風は、コロナホールの影響で速度が高まる可能性があり、
その高速風に重なる様に乱れが到来するのでしょうか。

3088群は、この後も、
27日20時半(世界時27日11時半)にM1.2、
28日0時(世界時27日15時)にM1.1、
28日2時(世界時27日16時)にM1.8の中規模フレアと、
C9.6、C8.8などCクラスの小規模フレアを10回以上起こしています。
引き続き注目してください。

一方、可視光写真を見ると、
3088群は西の端に達していて、これから沈んで行きます。
もうひとつの3089群の活動は少なくなっているので、
太陽は静かになるかもしれません。


太陽風は、昨日の夕方に磁場強度が7nTから12nTへ強まり、
速度も、310km/秒と低速の状態から、
360km/秒、そして430km/秒と次第に高まっています。
現在は、磁場強度は5〜8nTで変化し、
速度は400km/秒と平均的な状態です。

SDO衛星AIA193で南半球に見えている
コロナホールの影響が始まったのでしょうか。
この後、さらに速度が高まって行くか注目して下さい。

磁場の南北成分は、磁場が強まったこともあり、
大きく南北に変化する様になりました。
このため磁気圏の活動も強まって、
AE指数は800nTの中規模の変化が発生しています。

太陽風のグラフの最後では、磁場は北向きになっています。
この傾向が続くと、磁気圏は穏やかになりますが、
どうなるでしょうか。




27日11時(世界時27日2時)に発生したM4.8フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M4.8フレアの伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEによる太陽風の乱れは29日6時(世界時28日21時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


3089、3088黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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