宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:28)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 08:58 M2.3
06:21 C5.8
05:05 C4.3
04:25 C3.7
01:15 C2.3
5/14 18:07 C3.1
07:11 C2.7
03:29 C3.4
5/13 18:57 C4.3
18:41 C2.7
17:30 C3.0
13:48 C2.6
09:52 C2.5
05:08 M1.3
02:46 C4.4

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
3006 8 β C4
3007 30 β C3
3010 12 β C6
3011 2 β C3
3013 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 541 +2.3
-2 h 508 -3.7
-4 h 479 +3.6
-6 h 423 +2.0
-8 h 389 +1.1
-10 h 386 +11.3
-12 h 379 +3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 14 -/ -
-8 h 38 -/ -
-10 h 33 -/ -
-12 h 19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
5/15 0.6 1x10^2
5/14 0.8 2x10^2
5/13 1.8 2x10^2
5/12 5.5 2x10^2
5/11 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/10 13:39 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかです。
2022/ 5/11 13:45 X1.5の大規模フレアが発生しました。太陽風はかなり低速になっています。
2022/ 5/12 12:31 中規模フレアが3回発生し、太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2022/ 5/13 13:01 太陽の東端でM1.3のフレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。
2022/ 5/14 13:41 Cクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2022/ 5/15 13:28 更新
M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は550km/秒と高速になっています。

担当 篠原

今朝早くから太陽でフレアの発生が続き、
15日4時半(世界時14日19時半)に
南西の端(右下)の3006群でC3.6の小規模フレアが、
15日5時(世界時14日20時)から7時半(世界時22時半)にかけて
南東(左下)の2010群でC4.2、C5.7、C4.5とフレアが連続し、
続いて、北東の端(左上)の少し向こう側で
M2.2の中規模フレアが発生しました。

一連の活動の様子を、東側の領域に注目して動画で紹介します。
この領域はこれから太陽の中心部に向かうので、
活動が続くのであれば今後はより注意が必要になるでしょう。

また、今日の未明、15日2時(世界時14日17時)頃から、
太陽の南東の端(左下)で大きいプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
見事な現象ですが、これも太陽の中心線付近で発生すれば、
飛び出した太陽風の乱れが地球に到来する可能性が出てきます。


太陽風は、今日に入った頃から速度が上昇を始め、
現在は550km/秒に達して高速の風に変わっています。
SDO衛星AIA193で北半球側に見えていた
コロナホールの影響が始まった様です。

10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
速度が高まり始めた頃に20nTへ達し、
その後は10nTに戻っていますが、現在も強まった状態が続いています。

太陽風磁場の南北成分は、今朝までは北寄りの傾向が続いていました。
このため、磁気圏は穏やかな状態が続いていましたが、
太陽風のグラフの後半で磁場が南向きに振れて、
AE指数では500nTに達するくらいの中規模の変化が発生しています。

この後、磁場は南北どちら寄りに推移するでしょうか。
速度が高まっているので、
南寄りになれば磁気圏の活動も高まるでしょう。




太陽の東側で連続しているフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。