宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
今日、X1.3の大規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 02:22 X1.3
3/30 22:55 C2.7
21:10 C4.6
20:00 C6.7
19:12 C2.2
15:41 C2.4
14:39 C2.6
11:19 C3.1
07:46 C6.8
06:37 M1.7
05:26 C3.6
04:25 C3.3
02:42 C4.8
02:23 C2.6
00:04 C3.9
3/29 23:44 C4.3
18:22 M1.0
17:41 C3.1
16:41 C3.4
12:56 C8.7
12:28 C5.6
10:52 M1.1
10:00 M2.2
09:07 C5.9
07:27 C5.6
05:50 M1.1
03:50 M1.0
02:32 M1.0
02:07 C9.9
01:10 C5.1

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
2975 20 βγδ M2
2976 4 βδ C1
2978 8 βγ C7
2980 1 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 508 -2.8
-2 h 411 -4.6
-4 h 407 +3.5
-6 h 395 -4.0
-8 h 393 -3.0
-10 h 382 -2.4
-12 h 389 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 22 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.7 8x10^1
3/31 2.9 4x10^2
3/30 3.0 6x10^2
3/29 17.8 7x10^2
3/28 18.7 3x10^2
3/27 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/26 13:34 M1.4フレアによるCMEの乱れが地球に向かっています。太陽風は平均的な速度です。
2022/ 3/27 11:10 太陽風は平均的な速度ですが、コロナホールとCMEの影響が始まる可能性があります。
2022/ 3/28 13:11 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/ 3/29 13:03 2975黒点群でM4.0などMクラスフレアの発生が続いています。
2022/ 3/30 12:39 CMEによる太陽風の乱れは明日の午前中に到来する可能性があります。フレアが続いています。
最新のニュース

2022/ 3/31 12:35 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。X1.3の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

28〜29日に発生したCME(コロナ質量放出)による
太陽風の乱れが到来しました。
DSCOVR衛星の観測によると、
31日10時40分(世界時31日1時40分)頃に変化が発生し、
速度は420km/秒から510km/秒へ、
磁場強度は5nTから11nTへ強まりました。

気象庁地磁気観測所の磁場データによると、
31日11時半(世界時31日2時半)少し前くらいに
太陽風の乱れが地球に達して、
磁場の急な強まりが発生しています。

太陽風磁場の南北成分は、
南を向いたり、北に振れたりと、変化が続いています。
南寄りの傾向が続くと、速度も高まっているので、
磁気圏の活動はある程度活発になるでしょう。
一方、北寄りの傾向になると磁気圏は静かになります。
今後どの様に変化するか注目して下さい。


太陽では、今日未明、31日2時半(世界時30日17時半)に、
北西(右上)の2975黒点群でX1.3の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。

Xフレアの発生は、世界時2021年10月28日のX1.0以来で、
5か月ぶりです。

このフレアに伴って、CMEが発生しています。
SOHO衛星の画像は、
現時点ではC3が10枚公開されているだけですが、
太陽を囲む様に広がるハロー型のCMEになっています。

STEREO Ahead衛星COR2では、
地球のある右方向へCMEが飛び出す様子が見えています。
前回のCMEと比べるとCMEの見え方が淡く、
フレアの規模は大きいですが、
太陽風の乱れの規模は小さくなるかもしれません。

地球まで3日程度かかると考えると、
2日の夜から3日にかけて到来となる可能性があります。

また、Xフレアの半日ほど前、
30日15時(世界時30日6時)頃に、
太陽の向こう側で、ある程度の規模のフレアが発生した様で、
CMEの噴出がSOHO衛星LASCO C2、C3、
STEREO Ahead衛星COR2で観測されていました。
6枚目に動画を掲載します。

向こう側の現象なので、地球への影響はありません。




気象庁地磁気観測所による茨城県石岡市の磁場変化。途中に急な強まりが発生している。
(c) 気象庁地磁気観測所


2975黒点群で発生したX1.3の大規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.3フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2975黒点群の2976群の一部の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の向こう側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3、STEREO Ahead衛星COR2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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