宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:59)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/26 11:41 M1.3
10:43 C3.5
09:50 C9.3
06:56 C4.6
04:49 C8.5
10/25 --- ---
10/24 --- ---

黒点 10/26 (NOAA)
磁場 フレア
2886 1 α ---
2887 20 βγ ---
2888 1 α ---
2889 3 β ---
2890 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 337 -0.6
-2 h 344 -1.6
-4 h 349 -2.2
-6 h 338 -2.2
-8 h 330 +3.9
-10 h 331 +1.0
-12 h 338 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 1 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 21 -/ -
-8 h 13 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
10/26 0.7 3x10^2
10/25 0.8 2x10^2
10/24 0.7 2x10^2
10/23 0.7 2x10^2
10/22 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/21 13:16 高速太陽風が到来しています。磁気圏は概ね静穏です。
2021/10/22 11:11 高速太陽風は速度が下がり始めています。
2021/10/23 13:27 太陽風は平均的な速度に戻っています。
2021/10/24 14:31 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2021/10/25 12:44 低速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2021/10/26 13:59 更新
太陽の東端の向こう側でフレアが連続しています。

担当 篠原

今朝早くから、太陽の東端(左端)の向こう側で活動が強まり、
C、Mクラスのフレアが連続しています。
初めは、26日5時(世界時25日20時)のC8.5でした。
続いて、C4.4、C9.3、C3.5などが発生して、
26日11時半(世界時26日2時半)に、
M1.3の中規模フレアが発生しています。

GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
横から見ているので、コロナの激しい動きが印象的です。
SDO衛星の観測では、
フレアを起こしている領域はまだこちら側に現れていないので、
実際の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

この後、どの様な領域が現れるでしょうか。
また、こちら側に現れた後のフレアはどうなるでしょうか。
注目してください。

太陽では、南東(左下)に見えていた黒点に2889群、
また、中心部の南側に新しく現れた黒点に2890群と
それぞれ番号が付けられています。

また、南東側の2887群は、フレアは特に起こしていませんが、
大きな姿を保っています。


太陽風は、330〜350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、5nTから7nTに少し強まり、
その後、5nTに戻っています。

磁気圏は静穏で、
AE指数は、一時的に小規模の変化が発生した程度です。

SDO衛星AIA193の中心部にコロナホールは見られず、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。




GOES衛星SUVI 304による、太陽の東端の活動。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。