宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/29 11:11 C1.4
9/28 15:22 C1.6
9/27 --- ---

黒点  9/29 (NOAA)
磁場 フレア
2871 1 α ---
2877 10 β ---
2880 5 β ---
2881 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 478 +0.2
-2 h 485 +0.5
-4 h 487 -0.1
-6 h 499 -0.8
-8 h 516 -0.8
-10 h 527 -0.8
-12 h 522 -0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^2
9/29 0.9 6x10^2
9/28 0.8 9x10^2
9/27 0.7 7x10^2
9/26 0.7 4x10^2
9/25 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 9/24 12:56 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 9/25 09:49 太陽の活動は落ち着いています。太陽風は高速風になりました。
2021/ 9/26 14:18 太陽風は平均的な速度に下がっています。
2021/ 9/27 12:44 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。
2021/ 9/28 11:49 太陽風はやや高速になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2021/ 9/29 12:37 更新
太陽の南西側でCMEが発生しています。太陽風はやや高速です。

担当 篠原

昨日の午後、28日15時(世界時28日6時)に、
太陽の南西(右下)の2871黒点群で
C1.6の小規模フレアが発生しました。

SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
フレアの値としては小さかったのですが、
コロナのガスを周囲に吹き飛ばす様子が見えています。

この爆発でCME(コロナ質量放出)が発生しています。
2枚目にSOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽から右下に向かって、白いガスが飛び出しています。

また、太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星の
COR2の動画を3枚目に掲載します。
この写真では地球は右方向にあり、
そちらに向かってガスが飛び出す様子が良く分かります。

地球に対しては斜め方向に飛び出していますが、
地球へも太陽風の乱れは到来するのではないでしょうか。
発生から3〜4日くらいと考えると、
10月1〜2日頃になりそうです。
太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が活発になります。
乱れに注目してください。

太陽は、番号の付いた4つの黒点群と、
番号のない黒点が2か所に見えています。
南東の端(左下)からも活動的な領域が姿を現しそうです。


太陽風風は、昨夜にかけて速度が540km/秒まで高まりました。
今日に入ると下がり始め、
現在は480km/秒とやや高速くらいになっています。

磁場強度は、速度が上がりきった頃に3nTに下がり、
現在は4nTと少し上がっています。

磁場の南北成分は、速度が500km/秒を超えた辺りで
弱い南寄りになり、
磁気圏では、AE指数300〜500nTくらいの小規模の変化が
繰り返し発生しています。
現在の南北成分は0nT付近で、磁気圏は静かになっています。

コロナホールの影響は短い期間で終わりそうです。
現在のSDO衛星AIA193では、
低緯度域にコロナホールはありません。
CMEの乱れを除くと、太陽風は穏やかに推移しそうです。



2871黒点群で発生したC1.6の小規模フレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下を中心に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2によるCME。地球のある右に向かって飛び出している。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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