宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/21 --- ---
3/20 --- ---
3/19 --- ---

黒点  3/21 (NOAA)
磁場 フレア
2810 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 600 +0.9
-2 h 583 -1.3
-4 h 584 -3.1
-6 h 599 -1.2
-8 h 595 +1.3
-10 h 598 -0.2
-12 h 609 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -45 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
3/21 0.7 3x10^2
3/20 0.7 1x10^3
3/19 0.7 2x10^3
3/18 0.7 6x10^3
3/17 0.7 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 3/16 13:05 高速の太陽風は終わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2021/ 3/17 12:44 太陽風は低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 3/18 12:56 太陽風は更に低速になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 3/19 11:56 太陽風は310km/秒と低速です。この後、高速太陽風が始まりそうです。
2021/ 3/20 12:28 太陽風の磁場強度が強まっています。これから速度も高まるでしょう。
最新のニュース

2021/ 3/21 12:42 更新
太陽風磁場が南向きに大きく変化し、磁気圏活動を強めました。太陽風は600km/秒の高速状態です。

担当 篠原

昨日のニュースの直後から、
太陽風磁場の南北成分は南向きに切り替わり、
-18nTと大きく変化しました。
同じ頃に、速度も480km/秒とやや高速に高まり、
これらが重なって、磁気圏が一気に活発になりました。

AE指数を見ると、変化の最初に、
1800nTに達する激しい変化が発生しています。
短い時間ですが、
オーロラも激しい変化になったのではないでしょうか。
その後も、500〜1000nTの中規模の活動が続いています。

太陽風は、昨夜、20日20時(世界時20日11時)には
600km/秒まで速度が高まりました。
27日周期の図の前周期と同じくらいの高まりです。

一方、磁場強度は5nTと平均的な強さに下がり、
南北成分の変化も小さくなっています。
変化が小幅でも、速度がだいぶ高まっているので、
磁場が南寄りに推移すれば、
磁気圏も活発な状態が続くでしょう。

ただし、グラフの最後で北向きに変化している様なので、
今後の推移に注意してください。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールの左端は、
太陽の中心線を通り過ぎています。
5日後くらいには、
高速太陽風は終わりを迎えるかもしれません。


太陽は、2810黒点群の黒点は見えなくなりましたが、
北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。

X線グラフも強度が少し上がっています。
どの様な活動度の領域でしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。