宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 4 --- ---
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---

黒点  8/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2769 2 α ---
2770 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 714 -2.0
-2 h 717 -1.0
-4 h 664 +0.1
-6 h 645 +0.2
-8 h 638 +0.2
-10 h 659 +0.8
-12 h 674 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -76 -/ -
-2 h -48 -/ -
-4 h -49 -/ -
-6 h -56 -/ -
-8 h -56 -/ -
-10 h -46 -/ -
-12 h -48 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^1
8/ 4 0.7 2x10^2
8/ 3 0.7 2x10^2
8/ 2 0.8 2x10^2
8/ 1 0.7 2x10^2
7/31 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 7/30 14:02 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2020/ 7/31 12:53 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点が現れるかもしれません。
2020/ 8/ 1 13:59 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。北東の端から小さい黒点が現れた様です。
2020/ 8/ 2 12:47 太陽風はより低速になり、磁気圏も穏やかです。
2020/ 8/ 3 12:38 高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。7月の黒点数は 6.3 でした。
最新のニュース

2020/ 8/ 4 13:23 更新
太陽風は720km/秒に速度が高まっています。太陽に新しい黒点が現れています。

担当 篠原

太陽風の速度は昨日のニュース以降も上昇を続け、
現在720km/秒に達しています。
太陽風の速度が700km/秒台に達したのは、
昨年の9月27日以来で、およそ10か月ぶりです。

10nT程度に高まっていた太陽風の磁場強度は、
3〜5nTへ下がって平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
太陽風のグラフの中ほどから変化が少なくなっています。
磁気圏の活動も、AE指数のグラフの途中までは
1000nTに達する大きな変化が発生していますが、
その後は500nT前後の中規模の変化に留まっています。

磁場強度が下がってきたので、
太陽風速度の上昇もこの辺りで止まって、
以降は次第に低下に向かいそうです。

速度が高まっているので、
この後、磁場が南寄りに変化する様になると、
磁気圏の活動も活発化する可能性があります。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールはだいぶ西側に進んでいます。
今回の高速風がこの領域の影響であれば、
この後は弱まっていくでしょう。


昨日注目していた太陽の北東の端から新しい黒点が現れ、
2770群と番号が付けられています。
位置は北緯21度と高めで、新しい第25期の黒点です。

X線グラフのBクラスの小さい活動は、
この2770群で発生しています。
現在は落ち着いていますが、引き続き注目してください。



太陽の北東の端に現れた2770黒点群。SDO衛星の磁場と可視光写真。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。