宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---
8/ 1 --- ---

黒点  8/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2767 1 α ---
2769 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 567 +1.7
-2 h 534 -1.2
-4 h 517 -0.0
-6 h 499 +2.3
-8 h 468 +4.4
-10 h 463 +1.4
-12 h 454 -3.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -59 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -47 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -52 -/ -
-12 h -54 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
8/ 3 0.7 2x10^2
8/ 2 0.8 2x10^2
8/ 1 0.7 2x10^2
7/31 0.7 2x10^2
7/30 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
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衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 7/29 11:29 太陽風はやや低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2020/ 7/30 14:02 低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2020/ 7/31 12:53 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点が現れるかもしれません。
2020/ 8/ 1 13:59 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。北東の端から小さい黒点が現れた様です。
2020/ 8/ 2 12:47 太陽風はより低速になり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2020/ 8/ 3 12:38 更新
高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。7月の黒点数は 6.3 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
7月の黒点相対数の月平均値は、 6.3 と発表されました。
6月は 5.8 だったので、ほとんど同じ水準です。

無黒点の日数も、
6月に続いて7月も14日と月の半分程度に留まっています。
1か月に25日以上という極端な状態からは
抜け出したのかもしれません。

この変化に注目するため、1枚目に新しい図を掲載しています。
2017年以降の黒点群の出現緯度(NOAA/SWPCの報告を参照)と
黒点相対数の月平均値(赤丸)、および13か月平均値(赤線)です。
緯度の図の第24期、第25期は、単純に出現緯度の違いで分けています。

これを見ると、2020年に入った頃から黒点の出現緯度が高くなり、
新しい第25期の黒点が目立つ様になっています。
一方、黒点相対数は、2019年の後半に、
0.4〜1.5 という非常に低い値が7か月連続しました。
この影響で、13か月平均値のグラフも
2019年の後半にかけて低下が続いていましたが、
2020年に入ると、
月平均値に 5前後の値が現れる様になり(1月、4月、6月、7月)、
13か月平均値は、2019年12月に 1.8 まで下がったところから 、
2020年1月は 2.2 とほんの少しですが増加しています。

このまま新しい黒点の出現が続くようであれば、
太陽活動は新しい第25期に入ったと言えそうです。
変化はゆっくり進むので、
引き続き太陽の推移に注目する必要があります。

また、フレアが増えてくれないと、
本格的に新しい活動周期が始まったという実感が湧きません。



その太陽では、北東の黒点に2769群と番号が付けられています。
今日も小さい点がひとつ見える程度です。
となりの2768群は、SDO衛星の可視光写真では、
小さい黒点が2箇所に見えています。
また、南半球の2767群は沈んで見えなくなっています。

そして、STEREO Ahead衛星によると、
北東の端の向こう側から新しい活動領域が現れようとしています。
SDO衛星AIA193でも、明るい領域が見え始めています。
注目してください。


太陽風は、昨日の午後から上昇が始まり、
今朝早くに500km/秒に達して高速風になりました。
現在はもう一段高まって、590km/秒に達しています。

SDO衛星AIA193のコロナホールの緯度は高めだったのですが、
しっかりした影響が到来しています。

太陽風の磁場強度は、昨日の午後から10nT程度に高まり、
現在まで継続しています。
このため、速度はまだ上昇が続くかもしれません。
注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場強度が強まって、
南北にある程度の振幅で変化する様になっています。
速度の高まりもあり、磁気圏の活動も高まっています。
AE指数は、700〜1000nTくらいの中規模の変化が発生しています。
極域ではきれいなオーロラが発生しているのではないでしょうか。

太陽風が強まっているため、
磁気圏はこの後も活発な状態が続く可能性があります。



黒点群の出現緯度と黒点相対数の推移。
(c) 黒点データ:NOAA/SWPC、WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽黒点相対数の長期変化。7月の黒点相対数は 6.3 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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