宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 4 --- ---
9/ 3 --- ---
9/ 2 --- ---

黒点  9/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:53 564 -0.7
-2 h 565 +0.3
-4 h 584 -0.7
-6 h 585 +1.7
-8 h 574 +0.2
-10 h 594 -1.6
-12 h 602 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -25 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^4
9/ 4 0.4 9x10^4
9/ 3 0.6 9x10^4
9/ 2 0.6 8x10^4
9/ 1 0.6 2x10^4
8/31 0.8 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 8/30 10:06 太陽風は平均的な状態です。今後コロナホールの影響が始まりそうです。
2019/ 8/31 10:19 高速太陽風が到来し、速度は570km/秒に高まっています。
2019/ 9/ 1 14:37 太陽風の速度は750km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発です。
2019/ 9/ 2 14:34 700km/秒程度の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2019/ 9/ 3 13:58 高速太陽風は、650km/秒に少し下がっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2019/ 9/ 4 14:05 更新
高速太陽風は続いていますが、速度はゆっくりと下がっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

米戸 実さんより、ニュージーランド南島のクィーンズタウンで、
現地8月31日と9月1日の夜に撮影された
オーロラの写真をいただきました。
昨日紹介したイエローナイフのオーロラの後の活動です。

米戸さんは、赤色に強い天体撮影用のカメラ(赤い星雲がよく写ります)
を使用されているので、赤い色のオーロラがとても印象的に写っています。

1、2枚目のオーロラは、太陽風の速度が650km/秒に高まり、
AE指数が1700nTに変化した頃の撮影です。
米戸さんによると、久しぶりに白い光柱を見た(1枚目)とのことです。
2枚目は数分後の撮影ですが、オーロラは小さくなってしまったとのことです。
中央に、頭を下にしたさそり座と木星が写っています。
(ソフトン・フィルターを使用しているので、明るい星が大きく写っています)

3、4枚目のオーロラは、翌日の夕方です。
低空のピンク(中央の山と黄色く見える領域の間あたり)から、
緑、赤、紫、青と上に向かって並ぶ様子を撮影できたのは、
2012年以来の2回目とのことです。
4枚目の白い筋は、国際宇宙ステーションとのことです。
通過を狙って撮影されたそうです。

背景の南天の星空や水面に映る赤色と重なって、本当に美しい光景です。
南北両半球でオーロラを楽しめるのは、春や秋ならではで、
貴重な写真をどうもありがとうございます。



昨日650km/秒だった太陽風の速度は、
ゆっくりと低下して、現在は570km/秒です。
高速の状態は続いていますが、だいぶ落ち着いてきました。
磁場強度は、4nT前後と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、振れ幅が小さくなるとともに、
南向きにあまり変化しないようになっています。
このため、磁気圏の活動も小さくなっていて、
AE指数は、300〜600nTの小・中規模の変化が続く程度になっています。

27日周期の図では、前周期はもう3日ほど高速風が続いています。
この後の変化はどうなるでしょうか。


太陽は、2748黒点群が見えなくなり、
無黒点になっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日と同じくらいに高まっています。
今後は、ゆっくりと低下に向かいそうです。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地8月31日23時57分(世界時31日11時57分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地9月1日0時2分(世界時31日12時2分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地9月1日19時31分(世界時1日7時31分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地9月1日19時36分(世界時1日7時36分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。