宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 4 --- ---
9/ 3 --- ---
9/ 2 --- ---

黒点  9/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 355 -3.3
-2 h 353 -1.8
-4 h 344 +2.1
-6 h 336 +0.1
-8 h 338 -1.4
-10 h 349 -0.2
-12 h 339 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
9/ 4 0.5 1x10^4
9/ 3 0.7 2x10^4
9/ 2 0.5 2x10^4
9/ 1 0.5 3x10^4
8/31 0.5 6x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 8/30 12:11 高速太陽風は終わりに向かっています。太陽は無黒点です。
2018/ 8/31 11:30 太陽風はやや低速になり、磁気圏は穏やかです。
2018/ 9/ 1 08:28 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。太陽は無黒点です。
2018/ 9/ 2 08:56 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2018/ 9/ 3 14:02 太陽風は低速です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2018/ 9/ 4 13:11 更新
低速の太陽風が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、昨日につづいて、
カナダ・イエローナイフで撮影されたオーロラの写真をいただきました。

撮影は、現地3日1時半(世界時3日7時半)頃です。
この夜は夕食後から厚い雲に覆われてしまったそうですが、
雲の切れ間を探して走り回って、
この時間から30分間だけ北の空が見えて、
オーロラを撮影できたそうです。

太陽風は低速の状態が続き、磁場強度も弱く、
厳しい条件は続いていましたが、
少し前から磁場の南北成分が -2〜 -3nTと
弱いながらも南向きに振れていました。
ちょうど良いタイミングで空に晴れ間が見えて、
オーロラの観測に成功したのかもしれません。

1枚目と3枚目の写真の中央には、北斗七星が見えています。
日本からと違い、地平線からずっと離れた空を下方通過しています。
2枚目の写真の中央は北極星です。
こちらでは、上にカシオペヤ、下に北斗七星が写っています。

走り回った成果と言える貴重なオーロラ写真を、
ありがとうございます。



太陽風は、330km/秒から350km/秒に少し速度が上がっていますが、
低速の状態が続いています。
磁場強度は、2〜3nTと弱い状態が続いていましたが、
グラフの最後で5nTを超えるくらいにやや上がっています。

磁場の南北成分は、南を向いたり、北を向いたりしています。
前半は振れ幅は小さかったのですが、
グラフの最後は、
強度が上がったため南北成分の振れ幅もやや大きくなっています。
速度は低速ですが、磁気圏の活動をやや高めているかもしれません。

今日もAE指数のページが停止しているため、
磁気圏の状況を詳しく見ることはできません。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部のやや南寄りにコロナホールが見えています。
ちょうど今、地球の方向に速度の高い太陽風が流れ出していて、
3日後くらいに地球に到来する可能性があります。
どの程度の変化がやって来るでしょうか。


太陽は無黒点が続いています。
X線グラフも変化はありません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(赤線)だけが1万に達しましたが、
その後大きく減少する変化が起きています。
明日は両衛星とも1万を割っていそうです。



イエローナイフで、現地9月3日1時半(世界時3日7時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地9月3日1時半(世界時3日7時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地9月3日1時半(世界時3日7時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。