宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 --- ---
8/26 --- ---
8/25 --- ---

黒点  8/27 (NOAA)
磁場 フレア
2719 1 α ---
2720 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 545 +0.8
-2 h 541 -0.3
-4 h 558 +0.9
-6 h 522 -3.8
-8 h 525 -6.7
-10 h 471 -0.9
-12 h 469 -11.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -59 -/ -
-2 h -61 -/ -
-4 h -71 -/ -
-6 h -77 -/ -
-8 h -69 -/ -
-10 h -83 -/ -
-12 h -75 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
8/27 0.4 6x10^3
8/26 0.4 2x10^3
8/25 0.5 2x10^3
8/24 0.5 4x10^3
8/23 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 8/22 12:46 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。
2018/ 8/23 12:38 太陽風の速度は下がり、平均的な速さに戻りました。
2018/ 8/24 14:06 太陽に新しい黒点が出現しています。太陽風は低速です。
2018/ 8/25 12:31 新しい黒点はより大きくなり、小さいフレアも起こしています。太陽風は穏やかです。
2018/ 8/26 13:20 太陽風の乱れが到来し、磁場が南向きに強まって磁気圏の活動を強めています。
最新のニュース

2018/ 8/27 12:31 更新
太陽風磁場強度の強まりは終わりましたが、速度が上昇して高速太陽風になっています。

担当 篠原

太陽風の磁場強度の強まりは、今朝早くまで続きました。
27日3時(世界時26日18時)頃に10nTを割って、
その後、5nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分も、時々、北向きに振れる時間もありましたが、
全体としては南寄りに推移して、
-10nTを超える強い南向きが今日の未明まで続きました。

このため、磁気圏では激しい活動が続き、
AE指数のグラフは、1000nTを超える大きな変化が連続的に発生し、
最大では、2000nTを超える変化になっています。

Dst指数(速報値)も、昨日よりも更に下がって、
-169nTに達する変化となっています
(Dst指数はマイナス方向に強まります)。
Dst指数が -150nTを超えて強まったのは、
2015年12月20日以来です。

磁場強度が下がった後は、
磁場の南北成分は、弱い北寄りになっていて、
磁気圏の活動もほとんど見られなくなっています。

一方、太陽風の速度は、昨夕くらいから次第に上昇を始め、
今日の未明には500km/秒を超えて高速風に変わっています。
現在も550km/秒前後で推移しています。

速度の高まりは、CMEによるものではなく、
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、
北半球の高緯度域に見えていたコロナホールの影響かもしれません。
緯度が高めだったのですが、
しっかりとした高速風をもたらしています。

27日周期の図では、
前周期の今頃は穏やかな太陽風が続いていたのですが、
随分と変化しています。

この高速太陽風はどこまで続くでしょうか。


太陽では、2つの黒点群が残っていますが、
南の2719群はとても小さくなって、かろうじて見える程度です。
北の2720群も小さくなり始めていて、
X線グラフは変化が見られなくなっています。




Dst指数の速報値は、最大で -169nTに達しています(マイナス方向に強まります)。大きな磁気嵐が発生しています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。