宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/24 --- ---
8/23 --- ---
8/22 --- ---

黒点  8/24 (NOAA)
磁場 フレア
2719 5 βγ ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:53 363 -1.3
-2 h 377 -1.0
-4 h 381 +0.2
-6 h 390 +1.5
-8 h 387 +0.9
-10 h 392 +1.4
-12 h 394 +1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
8/24 0.5 4x10^3
8/23 0.4 4x10^3
8/22 0.4 1x10^4
8/21 0.4 4x10^3
8/20 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 8/19 14:04 太陽風の速度は下がり始めています。次のコロナホールの影響も近付いています。
2018/ 8/20 12:39 次の高速太陽風が到来し、550km/秒に速度が高まっています。
2018/ 8/21 13:04 太陽風の速度は650km/秒に高まっています。
2018/ 8/22 12:46 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。
2018/ 8/23 12:38 太陽風の速度は下がり、平均的な速さに戻りました。
最新のニュース

2018/ 8/24 14:06 更新
太陽に新しい黒点が出現しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の2719黒点群の北側に新しい黒点が出現しています。
SDO衛星の写真によると、
24日1時(世界時23日16時)くらいから見え始めた様です。
小さい黒点なのですが、
磁場の極性の順番が通常と反対になっています。

1枚目の図は、SDO衛星による
太陽の可視光(左)と磁場分布(右)を並べた写真です。
真ん中の赤道を挟んで、南側(下)に2719黒点群が、
北側(上)に新しい黒点が見えています。
磁場の写真では、白い領域に磁石のN極が、
黒い領域にS極が分布しています。

どちらも右にN極(白)、左にS極(黒)と並んでいますが、
(2719群は、二重に「SNSN」と並んでいます)
現在の第24活動周期では、
通常は、北半球は右にS極(黒)、左にN極(白)と並び、
南半球は右にN極(白)、左にS極(黒)となります。
従って、南の2719群は通常の並びなのですが、
北の新しい黒点は順番が逆になっているのです。

黒点の磁場の並びが逆になることは、時々起きているので、
この黒点もそういう変化なのかもしれません。
一方、黒点の磁場の並びは活動周期毎に左右が反転するため、
新しい黒点は、次の活動周期である第25期の並びを
先取りした変化なのかもしれません。

これ以上のことは私には分かりませんが、
興味深い黒点です。


南の2719群は規模が少し大きくなり、
Aクラスと規模の小さいフレアを起こしています。


太陽風は、今日に入る頃に400km/秒を割り、
現在は360km/秒と低速の風になっています。
磁場強度は、3nTとやや弱い状態です。

磁気圏は穏やかで、
AE指数には目立った変化は起きていません。

4日前の現象になりますが、
20日17時(世界時20日8時)頃に、
太陽の北半球でフィラメント噴出が発生して、
CMEが噴出していました。
SDO衛星AIA193による太陽の様子と、
STEREO Ahead衛星COR2によるCMEの動画を掲載します。
STEREO衛星の写真では、
CMEは、地球のある右に向かって飛び出しています。

このCMEによる太陽風の乱れが、
今日から明日にかけて到来する可能性があります。
速度の変化は小さいと思いますが、磁場の強まりがやって来て、
南向きに大きく振れると、
磁気圏の活動を強める可能性があります。



SDO衛星による、今日の太陽の中心部の可視光(左)と磁場分布(右)の写真。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


8月20日に太陽で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる20〜21日のCME。地球のある右方向へガスが飛び出している。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。