宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 6 --- ---
5/ 5 --- ---
5/ 4 --- ---

黒点  5/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2708 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 657 -1.8
-2 h 622 -0.9
-4 h 637 -6.6
-6 h 615 -5.2
-8 h 594 +2.6
-10 h 568 -4.4
-12 h 498 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -60 -/ -
-2 h -50 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -40 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h 17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^0
5/ 6 0.6 5x10^2
5/ 5 0.6 6x10^2
5/ 4 0.7 6x10^2
5/ 3 0.5 6x10^2
5/ 2 0.5 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 5/ 1 14:23 太陽風の速度が400km/秒台に戻っています。太陽は無黒点です。
2018/ 5/ 2 12:36 太陽風は平均的な状態で、磁気圏はとても穏やかです。
2018/ 5/ 3 12:51 太陽風は低速になっています。4月の黒点相対数は 8.9 でした。
2018/ 5/ 4 12:30 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2018/ 5/ 5 10:41 太陽風は低速です。今後、コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2018/ 5/ 6 12:48 更新
高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

コロナホールの影響が始まり、
太陽風は600km/秒台の高速風になっています。

DSCOVR衛星の観測によると、
昨夕、5日18時半(世界時5日9時半)頃から、
太陽風の磁場強度が上昇を始め、
4時間後には、15nTに達しました。
磁場強度は、その後、10nT程度に下がり、
今朝まで強まった状態が続きましたが、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。

太陽風の速度も同様に上昇を始め、
6日0時(世界時5日15時)に500km/秒を超えて高速風になり、
現在は650km/秒まで高まっています。

27日周期の図を参照すると、
前周期よりも半日から1日程度変化の到来が早まっています。

太陽風磁場の南北成分は、大きく南向きに変化しています。
磁場が強まり始めた頃に、
-10〜 -15nTの強い南向きの変化が繰り返し発生し、
磁場強度が一段下がった後も、-7nT程度の南向きが続きました。

この影響で磁気圏の活動は強まり、
AE指数では、1000nTに達する大きな活動が、
断続的に半日ほど続いています。

南極の昭和基地でも激しいオーロラの活動が撮影されています。
世界時5日17時の全天カメラの動画を掲載します。
この日は、連続的に全天カメラの中でオーロラが躍動していて、
データ容量の関係で一部を取り出して作った動画です。

また、京都大学のDst指数速報値によると、
-50nT程度の変化になっていて、
小さい磁気嵐が発生している様です。

最新のデータでは、磁場強度が5nTに下がり、
南北成分の変化も小さくなっています。
太陽風の速度は高まっていますが、
磁気圏の活動は少し弱まるかもしれません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールの後半(左側)は、
まだ太陽の中心線を通過しているところです。
太陽風への影響は、4〜5日後くらいまで続きそうです。


太陽は、東端から現れた領域には黒点はなく、
2708群が見えているだけです。
X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。



南極・昭和基地の全天カメラで、世界時5日17時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)。Dst指数は -54nTまで強まり、小さい磁気嵐が発生している。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。