宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/25 --- ---
9/24 --- ---
9/23 --- ---

黒点  9/25 (NOAA)
磁場 フレア
2681 1 α ---
2682 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 380 -1.0
-2 h 400 -2.0
-4 h 410 +2.9
-6 h 336 +2.7
-8 h 330 +0.8
-10 h 324 -1.8
-12 h 332 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
9/25 0.4 2x10^4
9/24 0.5 1x10^4
9/23 0.5 5x10^4
9/22 0.5 7x10^4
9/21 0.4 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 9/20 12:45 太陽風の速度は500km/秒まで下がり、高速風は終わりに近付いています。
2017/ 9/21 14:34 太陽風の速度はやや高速です。太陽に新しい黒点が現れました。
2017/ 9/22 13:20 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2017/ 9/23 14:09 穏やかな太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2017/ 9/24 10:28 太陽風は低速に変わっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2017/ 9/25 13:01 更新
2673黒点群が太陽の東端に姿を現しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、9月14日にカナダのイエローナイフで撮影された
オーロラの写真をいただきました。
本当は、撮影直後の15日に写真を送っていただいていたのですが、
こちらのネットワークが停止していたため受信できませんでした。
回復後、再送していただいたのですが、
ニュースのサーバーの復元作業もあり、
紹介できるのが10日遅れの今日になってしまいました。

9月14日は、コロナホールによる高速太陽風がやって来て、
磁場が頻繁に南方向に変化したため、
AE指数は、1000nT前後の変化が繰り返し発生していました。
高坂さんによると、
まだ暗くなる前の現地14日21時(世界時15日3時)には、
大きなオーロラが出ていたそうです。

その後も何度か爆発して、
肉眼でもピンク色がはっきりと見え続けていたそうです。

どうもありがとうございます。
リンク先のページで、
その後の夜も含めたたくさんのオーロラ写真を見ることができます。
どうぞご覧下さい。



太陽風は、今朝、小規模の変化が到来し、
磁場強度が5nTから10nTに強まり、
速度が330km/秒から410km/秒へ高まりました。

変化は一時的なもので、磁場強度は既に4nTに下がり、
速度も下がって、380km/秒とやや低速です。

27日周期の図を見ると、
太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、
セクター境界が来ています。
これに伴う太陽風の変化だったようです。

27日周期の図では、前周期の8月29日に同じ変化が到来し、
8月31日の次の切り替わりから高速太陽風が始まっています。
今回も同様の推移になるのでしょうか。
27日頃から始まるコロナホールの影響に注目して下さい。

磁気圏の活動は、太陽風の変化によって、
AE指数500nTの小規模の変化が発生していますが、
基本的には穏やかな状態が続いています。


太陽の東端(左端)の南北両側に、
新しい黒点が現れています。
南の2682黒点群は、
1周期前にXフレアを連発した2673群の回帰です。
北側の新しい黒点は、
前周期に大きな姿を見せていた2674群です。

どちらも特に活動は見られず、X線グラフは穏やかです。



9月14日に、カナダ、イエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


9月14日に、カナダ、イエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


9月14日に、カナダ、イエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。