宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/12 --- ---
6/11 --- ---
6/10 --- ---

黒点  6/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 441 +3.3
-2 h 441 +3.0
-4 h 413 +2.8
-6 h 410 -1.2
-8 h 427 -4.1
-10 h 399 +2.2
-12 h 375 -9.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
6/12 0.6 7x10^2
6/11 0.5 5x10^2
6/10 0.5 6x10^2
6/ 9 0.4 6x10^2
6/ 8 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 6/ 7 14:59 太陽風は低速です。C1の小さいフレアが発生しています。
2017/ 6/ 8 14:51 太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。長野県で撮影された大気光を紹介します。
2017/ 6/ 9 17:15 太陽は無黒点になっています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2017/ 6/10 10:27 太陽風の速度は300km/秒に下がっています。
2017/ 6/11 10:37 太陽風はかなり低速です。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2017/ 6/12 12:31 更新
太陽風の速度はやや高速に高まっています。

担当 篠原

昨夜から、太陽風の磁場強度が強まり、
11日23時(世界時11日14時)に、15nT近くに達しました。
その後は一段下がりましたが、現在も8nTとやや強まった状態です。
磁場の変化に続いて、速度もゆっくりと上昇を始め、
300km/秒の低速風は、
現在は、450km/秒とやや高速の風に変わっています。

27日周期の図の前周期、5月15日に到来していた太陽風の高まりが、
回帰してきたようです。
現時点では、まだ高速風という勢いには達していませんが、
これから更に速度が高まるのか、今回はこの程度で終わるのか、
この後の太陽風の変化に注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まった直後に南向きに大きく変化しています。
この影響で、AE指数は、800nTの中規模の変化が発生しています。

その後、磁場は北寄りに傾向が変わり、
磁気圏も静かになっています。


太陽では、昨日、11日朝に、
東端(左端)の向こう側でフィラメント噴出が発生したようで、
SOHO衛星LASCO C2、C3により、
東(左)に向かって噴出するCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
連動するように、西側(右側)にも淡いCMEが飛び出していますが、
これは、西の端近くで発生したB1.5の小さいフレアに伴う噴出のようです。

太陽は無黒点の状態が続いています。



太陽の東側に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


世界時6月11日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時6月12日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。