宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:51)
昨日、C1.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 8 --- ---
6/ 7 19:02 C1.2
6/ 6 --- ---

黒点  6/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2661 3 α C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:44 302 +0.9
-2 h 309 -0.2
-4 h 314 -0.6
-6 h 317 -1.4
-8 h 319 -0.9
-10 h 310 -1.5
-12 h 312 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
6/ 8 0.5 8x10^2
6/ 7 0.4 7x10^2
6/ 6 0.5 7x10^2
6/ 5 0.5 6x10^2
6/ 4 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 6/ 3 13:26 C8.0の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2017/ 6/ 4 13:37 太陽風は高速風に変わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 6/ 5 13:06 太陽風はやや低速です。5月の黒点相対数は、18.8 でした。
2017/ 6/ 6 13:50 Cクラスの小規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2017/ 6/ 7 14:59 太陽風は低速です。C1の小さいフレアが発生しています。
最新のニュース

2017/ 6/ 8 14:51 更新
太陽風は更に低速になり、磁気圏も穏やかです。長野県で撮影された大気光を紹介します。

担当 篠原

池田吉則さんより、
5月28日の夜に、長野県上田市の菅平高原で撮影された
大気光の写真を送っていただきました。

池田さんによると、20〜23時(世界時28日11〜13時)にかけて、
天の川を狙って撮影を行ったことろ、
肉眼では見えにくかったそうですが、
戻って写真を現像すると、緑色と赤色の縞模様が写っていたとのことです。

これは、超高層の酸素原子が出している光で、
緑色の光は高度100kmあたり、赤色の光は200kmあたりで起きているそうです。
(知人に教えてもらいました)
発光の仕組み自体はオーロラと同じですが(従って、色も同じです)、
昼間に当たっていた太陽光の紫外線がエネルギー源になっていて、
宇宙から降ってきた粒子の衝突が原因のオーロラとは、この点が違います。

大気中を伝わる波動が起こす現象なので、波の縞模様が見えています。
背景の星の位置を基準にして、掲載の写真の1枚目と2枚目を比べると、
縞模様は左に向かって進んでいるように見えます。

大気光やオーロラの発光については、
名古屋大学宇宙地球環境研究所から、
「大気のてっぺん50のなぜ」という解説書が公開されています。
どうぞご覧下さい。

池田さんは、状況を確認するため翌日も撮影に行ったそうですが、
その夜は大気光は写らず、天の川だけがくっきりと写っていたそうです。
オーロラとはまた違った、超高層の自然現象です。
とても美しい写真をありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が更に下がって、300km/秒とかなり遅くなっています。
磁場強度も、3nTとやや弱くなっています。
更に穏やかな風になってきました。

磁場の南北成分は、南寄りですが、振れ幅は小さく、
磁気圏は、穏やかな状態が続いています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、
穏やかな太陽風はこの後も続きそうです。


太陽では、2661黒点群は更に淡くなり、
掲載の写真ではかなり見にくくなっています。

太陽では、昨夜、7日19時(世界時7日10時)に、
C1.2の小規模フレアが発生していますが、
2661群ではなく、西の端の沈みかけた領域で起きています。




5月28日20〜23時(世界時28日11〜14時)頃に長野県上田市菅平高原で撮影された大気光。
(c) 池田吉則氏


5月28日20〜23時(世界時28日11〜14時)頃に長野県上田市菅平高原で撮影された大気光。
(c) 池田吉則氏


5月28日20〜23時(世界時28日11〜14時)頃に長野県上田市菅平高原で撮影された大気光。
(c) 池田吉則氏


5月28日20〜23時(世界時28日11〜14時)頃に長野県上田市菅平高原で撮影された大気光。
(c) 池田吉則氏


世界時6月7日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時6月8日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。