宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/10 --- ---
4/ 9 --- ---
4/ 8 04:43 C4.3

黒点  4/10 (NOAA)
磁場 フレア
2650 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 423 +4.5
-2 h 446 +5.4
-4 h 463 +4.6
-6 h 473 +4.7
-8 h 467 +3.3
-10 h 469 +2.0
-12 h 467 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
4/10 0.4 9x10^3
4/ 9 0.4 3x10^3
4/ 8 0.3 1x10^3
4/ 7 0.4 4x10^2
4/ 6 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 4/ 5 13:30 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動を高めました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 4/ 6 13:27 太陽風が高速風になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2017/ 4/ 7 12:05 太陽風の速度は下がりかけています。太陽も穏やかになりそうです。
2017/ 4/ 8 07:05 太陽風は平均的な状態です。太陽が無黒点になっています。
2017/ 4/ 9 07:51 太陽風は600km/秒の高速風になりました。磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2017/ 4/10 12:38 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうそ。

担当 篠原

4月6日のニュースで紹介した中村太一さんのオーロラの続きの写真を紹介します。
2週間前になってしまいましたが、3月27日に始まった高速太陽風により、
ニュージーランドでは、現地27〜28日の夜に活発なオーロラの輝きが観測されました。

6日のニュースでは、現地28日1〜2時の写真を掲載しましたが、
今日はその後、現地28日3〜6時(世界時27日14〜17時)のオーロラです。
魚眼レンズ(1枚目)に連続写真(3枚目)と、様々なオーロラの姿です。
中村さんによると、この日は珍しく高く上空に伸びた青いオーロラも見えたそうで、
1枚目の写真の左側に現れ、3枚目の写真は青が太く強くなった頃です。
これだけ青色の光だけが見えるのはとても珍しいことだそうです。

この頃、太陽風の速度は650km/秒に達し、
AE指数も1000nTと活発な変化が発生していました。
夜空を横切る天の川の素晴らしさとともに味わって下さい。
すばらしい光景をありがとうございます。



現在の太陽風は、430km/秒と平均的な速度に戻っています。
昨日の昼過ぎには500km/秒台を割り、
今朝までは、470km/秒とやや高速の状態が続いていましたが、
その後更に低下しました。

一方、太陽風の磁場強度は、5nTから9nTへやや強まっています。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄り、後半は北寄りに変化しています。
このため磁気圏の活動も、
AE指数のグラフの前半は500〜1000nTの変化と活発でしたが、
後半はすっかり静かになっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、コロナホールは特に見られず、
27日周期の図の前周期と同様に、
今後は低速の穏やかな太陽風になりそうです。


太陽は、2645黒点群が完全に見えなくなって、
X線グラフの変化もなくなっています。

東端から新しい黒点が現れ、2650群と番号が付けられています。
この領域で特に活動は発生していません。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日3時27分(世界時27日14時27分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日4時19分(世界時27日15時19分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日5時10分〜6時0分(世界時27日15時10分〜16時0分)にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


世界時4月9日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。