宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:27)
昨日、C4.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 6 --- ---
4/ 5 08:30 C4.9
06:31 C2.0
01:54 C1.9
4/ 4 22:30 C2.3
21:03 C1.9
18:45 C2.3
16:00 C3.7
10:13 C1.9
07:49 C2.4
05:08 C5.0
03:48 C2.6

黒点  4/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2645 12 βγδ C5
2648 5 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 488 +1.4
-2 h 490 +3.2
-4 h 501 +2.5
-6 h 482 +1.7
-8 h 463 +3.0
-10 h 414 +4.3
-12 h 420 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
4/ 6 0.3 3x10^2
4/ 5 0.4 2x10^2
4/ 4 0.5 6x10^4
4/ 3 0.5 1x10^5
4/ 2 0.4 2x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/ 4/ 1 11:21 高速太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。C1の小規模フレアが発生しています。
2017/ 4/ 2 11:20 2644黒点群でM4.4の中規模フレアが発生しました。
2017/ 4/ 3 11:20 M5.3、M5.7など、2644黒点群で中規模フレアが5回発生しています。
2017/ 4/ 4 13:06 M5.8の中規模フレアが発生しました。2644黒点群は西端に沈みかけています。
2017/ 4/ 5 13:30 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動を高めました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2017/ 4/ 6 13:27 更新
太陽風が高速風になっています。磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日に続いて、ニュージーランドの中村太一さんよりいただいた
オーロラの写真を紹介します。

撮影は、先週の初め、3月27日に始まった高速太陽風の到来直後です。
中村さんによると、今年一番大きいオーロラだったとのことで、
この日のオーロラは非常に強い光を放っていて、
夜通し、朝日の影響が出るまでカーテン状に揺れていたそうです。

撮影された頃の太陽風は、速度が550km/秒に上がり、
磁場強度も10nTに強まっていて、
-5nTを超える南向きの変化が到来していました。
撮影時刻のAE指数は、600nTと中規模の変化ですが、
その前後には、1000〜1500nTの激しい変化も発生していて、
とても活動的な状態だったことが分かります。

3枚目の写真には、3月1日の記事で紹介した、
緑のオーロラの縦縞模様「ピケットフェンス」が淡く写っています。

3月28日の記事では、アラスカの動画を紹介しました。
見比べるととても興味深く感じます。
どうもありがとうございます。



太陽風は、今日に入った頃から速度が上がり、
今朝から490km/秒と高速の風に変わっています。
磁場強度も、速度が高まる頃に10nTに強まりましたが
現在は6nTと平均的な状態に戻っています。

前周期に続いていた高速風の影響が、
ある程度残っていたのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。
このため、磁気圏は基本的に穏やかですが、
AE指数は、突発的に500nTの変化が3回ほど起きています。


太陽の活動は、だいぶ落ち着いてきて、
2645黒点群でC1の小さいフレアが2回起きただけです。
2645群は、これから西の端に沈んで行きます。



ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日1時35分(世界時27日12時35分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日1時37分(世界時27日12時37分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日1時51分(世界時27日12時51分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月28日2時2分(世界時27日13時2分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


世界時4月5日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


世界時4月6日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。