宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/29 --- ---
7/28 --- ---
7/27 --- ---

黒点  7/29 (NOAA)
磁場 フレア
2570 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 503 +0.6
-2 h 515 -2.5
-4 h 528 -3.0
-6 h 538 -0.6
-8 h 481 +0.8
-10 h 422 -2.6
-12 h 391 -6.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -14 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
7/29 0.4 1x10^3
7/28 0.4 4x10^3
7/27 0.4 3x10^3
7/26 0.4 3x10^3
7/25 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/24 12:56 M7.6、M5.5と中規模フレアが2回発生しています。
2016/ 7/25 13:03 Mフレアを更に2回起こして、2567群は太陽の向こう側に回りました。
2016/ 7/26 12:27 太陽風磁場南向きの影響でオーロラの活動が高まりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 7/27 12:42 太陽は無黒点が続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2016/ 7/28 12:55 低速の太陽風が続いています。太陽は無黒点です。カナダのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2016/ 7/29 14:05 更新
太陽風は高速風になっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

7月25日のオーロラの写真の第三弾です。
ニュージーランド南島・ダニーデンの中村太一さんより、
現地7月25日20:50〜21:21 (世界時25日8:50〜9:21)の3枚と、
現地7月25日21:45〜22:00 (世界時25日9:45〜10:00)の連続写真を
いただきました。
26日のニュースで紹介した、
米戸さんのオーロラ写真の少し前の様子です。

写真の中央に三角の形をした山が見えますが、
ハーバーコーンというそうです。
地図で調べると、手前の水面は湾で、
対岸は半島になっていて、その向こうは外洋が広がっています。

中村さんによると、ここは街に近いため、
光害もほどほどあったそうですが、
夜7時から、月が上がる11時までの暗い時間、
線上の波を思わせるようにオーロラが輝いていたそうです。

上空の赤と低空の緑の二色の帯がよく見えています。
26日に掲載した写真でも、縦に伸びるオーロラの筋が印象的でしたが、
今日の写真では、横の広がりや、下部の様子が良く見えていて、
オーロラの領域がすぐそこまで来ていたということを強く感じます。

4枚目の連続写真は、およそ15分間とのことですが、
この中で、光の強弱や、光の筋の動きが見えています。
一枚一枚を追いかけていくと、
時間軸側の広がりを想像することができます。
たいへん興味深い写真をありがとうございます。



太陽風の速度が上昇して、高速風になっています。

昨日の午後に、太陽風の速度は400km/秒と
平均的な速さに上がっていました。
磁場強度は10nT付近で推移していましたが、
今日の未明、29日2時(世界時28日17時)から、
速度が更に高まり始め、550km/秒に達したようです。

こうなると、磁場強度は下がることが多いのですが、
今回は更に強まって、現在は18nTへ高まっています。
一方、速度は500km/秒へやや下がる変化をしています。

この後どう推移するのか、
ACE衛星のデータに注目して下さい。

太陽風の乱れを受けて、磁気圏の活動も高まっています。
AE指数のグラフでは、
1000nTを超える大きな変化も記録されています。


太陽は、東端から2570黒点群が現れました。
今回の無黒点日は4日続きました。

フレアの発生はなく、穏やかです。



ニュージーランド南島ダニーデンで、世界時25日8時51分に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、世界時25日8時53分に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、世界時25日9時21分に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、世界時25日9:45〜10:00に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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