宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:27)
昨日、M1.9の中規模フレアが、一昨日もM2.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/26 --- ---
7/25 18:00 C1.8
02:12 M1.9
7/24 22:48 C6.9
22:15 C5.1
21:49 C2.5
21:18 C1.6
15:09 M2.0
13:46 C1.5
10:09 C1.9
02:35 C2.4

黒点  7/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 361 +0.0
-2 h 376 -0.6
-4 h 392 -0.7
-6 h 406 -1.1
-8 h 409 -0.5
-10 h 402 +0.4
-12 h 425 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -41 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
7/26 0.3 3x10^3
7/25 0.3 6x10^2
7/24 0.4 6x10^2
7/23 0.8 2x10^2
7/22 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/21 12:58 2567黒点群でMクラスのフレアが2回発生しました。
2016/ 7/22 13:55 2567黒点群で、Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速さです。
2016/ 7/23 13:44 2567黒点群で、M5.0の中規模フレアが発生しました。
2016/ 7/24 12:56 M7.6、M5.5と中規模フレアが2回発生しています。
2016/ 7/25 13:03 Mフレアを更に2回起こして、2567群は太陽の向こう側に回りました。
最新のニュース

2016/ 7/26 12:27 更新
太陽風磁場南向きの影響でオーロラの活動が高まりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風磁場の南向き成分は、-5nT程度にやや強まり、
25日23時(世界時25日14時)頃まで、
半日にわたって南向きの状態が続きました。

この影響で、磁気圏の活動は活発な状態が続き、
AE指数は、800nTの中規模の変化が、
半日にわたって連続的に発生し、
1000nTを超える変化も記録されています。


活発なオーロラの活動を捉えた写真を、
ニュージーランド南島クィーンズタウンの
米戸 実さんよりいただきました。
1枚目は、現地25日21時28分(世界時25日9時28分)、
2枚目は、現地25日22時54分(世界時25日10時54分)の撮影です。

米戸さんによると、今回程度の太陽風の乱れでは、
通常は大した出現にはならないそうですが、
この夜は結構な高さまで火柱が伸びていたそうです。

赤いオーロラの写りは、改造カメラの実力で、
この日は、肉眼で見えるほどの明るさではなかったそうです。

ニュージーランドでは、7月中旬から降雪が続き、
スキーも始められる季節になったそうです。
この撮影も、厳しい寒さの中で行われたのでしょう。

南天の星々も美しく、左上は大マゼラン雲、
低空の一番明るい星はカノープスです。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は350km/秒に下がり、
低速になっています。
磁場強度も3nTに弱まり、南北成分は0nT付近です。

このため、磁気圏の活動は弱まっています。
AE指数のグラフが、後半も太くなっているのは、
数日前から続いている、データのエラーだと思います。


太陽は、今日も無黒点になっています。
SDO衛星AIA193の写真では、
南東の端(左下)に明るく光る領域がありますが、
黒点はありませんでした。

フレアも、2567黒点群によるC1.8を最後に、
以降は静かになっています。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時25日9時28分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、世界時25日10時54分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。