宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:38)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 2 08:01 M2.3
06:55 C2.7
1/ 1 18:34 C2.4
15:33 C2.3
02:14 C1.4
12/31 07:40 C4.3

黒点  1/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2473 8 β C4
2476 1 α ---
2477 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 441 -0.6
-2 h 431 +0.6
-4 h 441 +0.5
-6 h 444 -0.7
-8 h 414 -0.3
-10 h 423 +1.1
-12 h 421 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -58 -/ -
-2 h -64 -/ -
-4 h -70 -/ -
-6 h -79 -/ -
-8 h -86 -/ -
-10 h -93 -/ -
-12 h -99 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.4 4x10^3
1/ 2 7.1 1x10^4
1/ 1 0.3 2x10^3
12/31 0.5 2x10^3
12/30 1.1 4x10^3
12/29 3.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/28 11:28 2473群でC8.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりつつあります。
2015/12/29 13:21 M1.8の中規模フレアが発生し、CMEの乱れが地球方向にも向かっています。
2015/12/30 11:45 太陽風はやや低速です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2015/12/31 08:14 太陽風は低速になっています。CMEによる乱れはまだ到来していません。
2016/ 1/ 1 11:19 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動を強めています。
最新のニュース

2016/ 1/ 2 11:38 更新
太陽風の乱れは終わり、磁気圏も穏やかになっています。M2.4の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、430km/秒と平均的な状態で安定しています。
10nTを超えて強まっていた磁場強度は、
今朝にかけて弱まり続け、
一時的に5nTを割るほどに下がりましたが、
その後、高まる変化が到来して、現在は10nTに再び高まっています。
CMEによる太陽風の乱れは終わりましたが、
続いて、コロナホールによる太陽風の高まりが
始まろうとしているのかもしれません。
しばらくACE衛星のデータに注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分は、昨夜までは南向きに強まっていましたが、
その後は、0nT付近に留まるようになっています。
このため、磁気圏の活発な活動も終わっています。
AE指数のグラフは、
初めの頃に1000nt前後の大きな変化が記録されていますが、
中盤以降は変化がなくなり、磁気圏は静穏になっています。

最後のオーロラの高まりの様子を、
アラスカ・フェアバンクスの動画で紹介します。

Dat指数(速報値)は、最大で -114nTの変化になっています。
昨日より変化が小さくなっているのは、
最新の観測データを基に、指数を随時更新しているためです。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球高緯度域のコロナホールは更に西に進み、
この領域の影響がやって来るなら、そろそろだと思います。

一方、赤道域には、太陽の中心線に達しようとしている
次のコロナホールが見えています。
4日後の6日あたりからは、こちらの影響が地球に到来するでしょう。
27日周期の図の前周期の変化を見ると、
12月10〜13日にかけて、太陽風速度の高まりが到来しています。
この変化の回帰です。


今朝、2日8時(世界時1日23時)に、太陽の南西(右下)の2473黒点群で、
M2.4の中規模フレアが発生しました。
2016年第一号のMクラスフレアです。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

このフレアに伴ってCMEも発生している可能性がありますが、
まだ、SOHO衛星の写真は更新されていません。
西の端近くで発生しているので、地球への影響はなさそうです。

2473黒点群は、もうすぐ没して見えなくなりますすが、
東端から、2476群、2477群と、2つの黒点群が現れました。



アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで撮影されたオーロラの様子。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2473黒点群で発生したM2.4の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。