宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
今日、C7.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 07:42 C2.8
01:56 C4.1
00:27 C7.5
12/28 20:30 M1.8
09:18 C8.0
03:59 C2.8
12/27 00:09 C4.1

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
2472 8 β C3
2473 36 βδ M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 397 -0.7
-2 h 408 -0.7
-4 h 393 -1.9
-6 h 393 -1.6
-8 h 393 -0.1
-10 h 403 +2.0
-12 h 413 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -10 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.3 2x10^3
12/29 3.7 3x10^3
12/28 0.5 8x10^3
12/27 0.3 6x10^3
12/26 0.3 5x10^3
12/25 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/24 13:23 2473黒点群でM1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速です。
2015/12/25 14:01 太陽風の速度が500km/秒台に上がっています。太陽は穏やかな状態です。
2015/12/26 09:10 太陽でCクラスフレアが続いています。太陽風は高速です。
2015/12/27 10:00 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2015/12/28 11:28 2473群でC8.0の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりつつあります。
最新のニュース

2015/12/29 13:21 更新
M1.8の中規模フレアが発生し、CMEの乱れが地球方向にも向かっています。

担当 篠原

昨夜、28日20時半(世界時28日11時半)に、
2473黒点群でM1.8の中規模フレアが発生しました。
X線の強度が長い時間増加する型のフレアで、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。

SDO衛星AIA131とAIA304による、フレアの動画を掲載します。
AIA304(赤い写真)では、
右に向かってコロナのガスが噴き上がる様子も見えています。

2枚目は、SOHO衛星LASCO C2、C3によるCMEの様子です。
右下側を中心にしているようですが、
太陽全体を包む様にガスは広がっていて、
太陽風の乱れは地球にも向かっていると考えられます。

到来まで2〜3日程度と考えると、
明日の夜から明後日にかけて、地球に到来するのではないかと思われます。
NOAA/SWPCの太陽風予測では、
30日19時(世界時30日10時)頃の到来を予想しています。

到来が早いほど、太陽風の速度の上昇も大きくなります。
また、磁場強度が高まって、大きく南向きに振れると、
磁気圏の活動も激しくなります。
明日以降、太陽風の変化と磁気圏活動の高まりに注意して下さい。
2015年の最後に、オーロラの激しい変化が見られるかもしれません。


2473黒点群では、その後も、C7.5、C4.1、C2.8などの
小規模フレアが起きています。
まだ太陽の中心近くにあるので、引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が450km/秒から400km/秒に下がり、
平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、3nTから5nTに上がり、こちらも平均的な強さです。

磁場の南北成分は、0nTを挟んで小さく南北に変化しています。
磁気圏では小さい活動が起きていて、
AE指数は、200〜300nTの変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193のコロナの写真では、
北半球の中高緯度域のコロナホールが、
ちょうど太陽の中央線に達しています。
このため、3日後の1月1日あたりから、
太陽風の強まりが始まるかもしれません。

新年最初のオーロラ活動の高まりは、
このコロナホールがもたらすかもしれません。



2473黒点群で発生したM1.8の中規模フレア。SDO衛星AIA131、AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.8フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2473黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。