宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:32)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/11 --- ---
12/10 16:37 C3.9
12/ 9 07:39 C4.5
03:54 C6.7

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
2463 3 β C7
2464 3 β ---
2465 5 β ---
2466 8 β C5
2467 4 β ---
2468 3 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 633 +0.4
-2 h 650 +0.1
-4 h 631 -0.7
-6 h 631 +1.1
-8 h 612 -0.0
-10 h 612 -0.4
-12 h 614 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
12/11 0.4 5x10^3
12/10 0.4 1x10^4
12/ 9 0.3 2x10^4
12/ 8 0.4 1x10^4
12/ 7 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/12/ 6 10:36 太陽風はやや高速になっています。コロナホールの影響が始まりそうです。
2015/12/ 7 10:18 太陽風の速度は600km/秒へ高まりました。磁気圏の活動も高まっています。
2015/12/ 8 11:54 600km/秒台の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2015/12/ 9 12:53 太陽風の速度は470km/秒に下がっています。小型の彗星が太陽に接近しました。
2015/12/10 11:07 高速太陽風の後半が始まりそうです。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/12/11 11:32 更新
太陽風の速度は600km/秒台に上昇しています。昨日に続きムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日に続いて、
ロシア・ムルマンスクの福島留美さんよりいただいた、
オーロラの写真を紹介します。
撮影はおよそ1か月前の11月3日です。
コロナホールの影響で、700km/秒の高速太陽風が来ていました。

今回の写真は、全て異なる写真家による撮影です。
同じ夜に、それぞれ異なる場所からオーロラを狙っていたのですね。
福島さんによると、
「オーロラの色合いが撮影者の好みなどによって違い、
誰が撮影したか大体分かるようになってきた」とのことですが、
風景との組み合わせ方にも個性が出ているのだろうなと思います。
どの写真が一番素敵でしたか?

素晴らしい写真達をありがとうございました。



昨日のニュース以降、太陽風の速度は上昇を始め、
深夜、10日23時(世界時10日14時)頃に、600km/秒に達しました。
上昇はその辺りで終わり、
現在まで600〜650km/秒と高い速度の太陽風が続いています。

反対に磁場強度は10nTから低下していき、
今朝くらいに5nTと平均的な値に戻ったところです。

速度のグラフの通りですが、
高速太陽風は中盤の領域に入ったようです。

磁場の南北成分は、0nT付近で南北に小刻みに変化しています。
振れ幅はそれほど大きくないのですが、
速度が高まっているため影響は比較的大きくなり、
AE指数は500nTから1000nTに達する中規模の活動が続いています。
極域では、にぎやかなオーロラの発生が続いているかもしれません。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
現在の高速風の原因となったコロナホールは、
南西(右下)に進んでいます。
次第に影響は弱まっていくでしょう。

一方、次のコロナホールが太陽の中心線に達しようとしています。
このコロナホールは、27日前よりも少し広がっています。
前周期の太陽風は、450km/秒に少し高まった程度でしたが、
今回の影響は、もう少し強まるかもしれません。


太陽は、東端から2468黒点群が現れています。
ここで、C3.9の小規模フレアが発生しています。




11月3日にロシア・セヴェロモルスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、リュボーフィ・トリフォノワ女史


11月3日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、オレグ・セメンケーヴィッチ氏


11月3日にロシア・ムルマンスク市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、オリガ・ムラヴェイ女史


11月3日にロシア・カンダラクシャ市で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ロマン・アントーノフ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。