宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:58)
今日、M5.5の中規模フレアが発生しました。
また、M4.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 2 09:05 M5.5
08:11 C2.1
06:09 C3.7
10/ 1 22:03 M4.5
18:29 C7.6
11:03 C6.3
08:37 C1.7
06:52 C2.4
9/30 22:12 M1.1
20:37 C4.4
19:48 M1.3
15:48 C5.9
14:31 C4.0
13:26 C3.2
11:45 C6.7
09:01 C5.0
07:29 C3.7
04:19 M1.1
02:28 C5.0

黒点 10/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2420 3 β ---
2422 18 βγδ M6
2427 22 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 363 -4.5
-2 h 356 +1.6
-4 h 360 +4.4
-6 h 353 -0.3
-8 h 364 -2.5
-10 h 365 -8.3
-12 h 344 -7.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
10/ 2 0.6 4x10^2
10/ 1 1.5 6x10^2
9/30 0.4 2x10^2
9/29 0.3 8x10^2
9/28 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 9/27 10:11 太陽風は平均的な状態に戻りました。しばらく穏やかに推移しそうです。
2015/ 9/28 12:26 2422黒点群の活動が強まって、Mクラスのフレアが2回発生しています。
2015/ 9/29 12:21 2422黒点群と2423黒点群でMクラスのフレアが4回発生しました。
2015/ 9/30 12:13 Mクラスフレアが9回発生し、2422、2423黒点群の活発な活動が続いています。
2015/10/ 1 12:41 大規模なフィラメント噴出が発生しました。地球への影響は小さそうです。
最新のニュース

2015/10/ 2 11:58 更新
9月の黒点数は78.1でした。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで、
現地9月12日0時半(世界時12日6時半)に撮影された
オーロラの写真をいただきました。

左右からのオーロラのカーテンが衝突するのが見られたので、
連続写真の形にしたそうです。
明るいオーロラの動きが、12枚の写真に収められています。
この日は、前日に650km/秒に達する高速の太陽風が到来し、
その乱れが後半に入っていた頃の様子です。
9月13日のニュースでも、この写真の頃に、
アラスカ・フェアバンクスで撮影されたオーロラを紹介しています。

景山さんは、Youtubeにも動画を掲載しています。
たいへんすばらしい夜だったようです。
どうもありがとうございます。



9月の黒点相対数の平均値について、
78.1 だったとWDC-SILSOより発表されました。
6〜8月は60台半ばだったので、
3か月ぶりに高まった値になっています。

長期変化を示す図を、2枚掲載します。
第24期の終わりの極小へ向かう大きな変化の中に収まっている様です。



太陽の西の端に近付いた2422黒点群は、
昨夜、1日22時(世界時1日13時)にM4.5、
今朝、2日9時(世界時2日0時)にM5.5と、
2つの中規模フレアを起こしています。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
どちらも、一瞬だけ激しく輝いていて、
短時間で変化が終わるタイプのフレアの様です。

2422黒点群は、明日くらいで見えなくなりそうです。


太陽風は、昨夜より磁場強度が高まって、
それまでの3nTから、現在は11nTくらいに強まっています。
速度も少しだけ上昇して、300km/秒から360km/秒へ変化しています。

27日周期で、過去に見られていた太陽風の高まりが、
この程度の変化として残っていたのかもしれません。

磁場が強まって南向きに振れたため、
磁気圏の活動も高まっていますが、
AE指数のグラフは、データエラーが含まれているようで、
全体が500nTほど高まった様な図になっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
東側(左側)の赤道域に、コロナホールが見えています。
このコロナホールは、27日前の前周期にも存在して、
今日紹介したオーロラ写真につながる、
9月11日の高速太陽風をもたらしています。

単純に27日後と考えると、
今回は、10月8日あたりから高速風が始まりそうです。




現地9月12日0時半(世界時12日6時半)に、カナダ・イエローナイフで撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


太陽黒点相対数の長期変化。9月の黒点数は 78.1 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース



(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。