宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:31)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/20 00:32 C1.8
6/19 18:18 C8.1
10:01 C2.8
6/18 22:05 C3.5
14:46 C2.8
10:00 M1.2
09:05 C7.2
07:41 C5.3
07:15 C1.9

黒点  6/20 (NOAA)
磁場 フレア
2367 23 βγ C7
2371 31 βγδ M3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 330 +0.2
-2 h 330 -0.1
-4 h 342 +0.8
-6 h 349 +0.6
-8 h 346 +0.1
-10 h 353 +0.1
-12 h 357 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.5 3x10^3
6/20 5.2 3x10^3
6/19 16.5 4x10^3
6/18 16.8 4x10^3
6/17 0.4 7x10^3
6/16 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/15 11:55 太陽は穏やかになっています。600km/秒の高速太陽風が到来しました。
2015/ 6/16 12:38 太陽風の速度は下がり始めています。磁場の南向きにより、磁気圏の活動が高まりました。
2015/ 6/17 11:48 太陽風は500km/秒台の高速状態が続いています。
2015/ 6/18 14:43 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がっています。
2015/ 6/19 13:41 2371黒点群で、M3.0の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2015/ 6/20 10:31 更新
M3.0フレアのCMEに続いて、もうひとつCMEが噴出しています。

担当 篠原

M3.0のフレアを起こした後、
2371黒点群は、19日18時半(世界時19日9時半)に、
C8.1と大きいCクラスフレアを起こしました。
その他にもC1〜2の小さいフレアをいくつも起こしていて、
活動的な状態は続いている様です。
引き続き注目して下さい。

また、M3.0フレアに続く様に、
太陽の中央部の南側で、爆発現象が起きています。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
左側の2371群でフレアの爆発が起きた後、
しばらくして、乱れが右側へ広がり、
やがて中央部の下半分で大きく変動が発生します。

この現象により、
CME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、
初めに、M3.0フレアに伴うCMEが左上に向かって飛び出し、
続いて、右下寄りに次のCMEが広がっていきます。

こちらのCMEも、太陽を包む様に広がっていて、
太陽風の乱れは地球の方向にも向かっている様です。
このため、M3によるCMEが到来(22日前後?)した後、
1日程度遅れて、2つめの擾乱がやって来そうです。
磁気圏活動の強まりと合わせて、注目して下さい。


現在の太陽風は、昨夜から速度が更に下がり、
330km/秒と低速の状態に変わっています。
磁場強度は、5nTと平均的な値です。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数は、前半に小さい変化がありますが、
後半は静かになっています。


SDO衛星AIA193の静止写真では、
中央にぽっかりとコロナホールの穴が見えています。
こちらも、3日ほど経つと太陽風に影響が現れそうです。
3つの擾乱要因が重なって、
来週はにぎやかになるかもしれません。



SDO衛星AIA193による、M3.0フレアに続く擾乱の様子。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


2つのCMEが連続して発生しています。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。