宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
今日、C7.0の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/12 10:48 C4.1
09:45 C2.2
04:34 C3.0
03:34 C2.2
02:15 C4.5
00:11 C7.0
6/11 23:30 C8.7
20:56 C4.5
20:25 C3.8
17:37 M1.0
13:54 C1.8
11:26 C4.6
03:00 C2.2
6/10 21:30 C3.3
11:15 C6.0
10:31 C2.5
04:52 C2.8

黒点  6/12 (NOAA)
磁場 フレア
2360 13 βγ C5
2361 1 α C2
2362 6 β ---
2365 8 β C2
2366 8 βγ C1
2367 5 β M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 483 +0.3
-2 h 493 -1.2
-4 h 497 -0.1
-6 h 516 +0.3
-8 h 534 +0.5
-10 h 557 +0.6
-12 h 572 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^3
6/12 0.4 2x10^4
6/11 0.3 2x10^4
6/10 0.3 4x10^3
6/ 9 0.4 1x10^3
6/ 8 0.3 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/ 7 13:10 太陽風は320km/秒と低速で、太陽も穏やかです。
2015/ 6/ 8 12:05 高速の太陽風が始まりました。磁気圏の活動も強まり始めています。
2015/ 6/ 9 11:52 太陽風の強まりにより、磁気圏の活動が高まっています。カナダのオーロラをどうぞ。
2015/ 6/10 11:51 600km/秒の高速太陽風が続いています。Cクラスのフレアがあちこちで発生しています。
2015/ 6/11 14:01 600km/秒の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 6/12 13:01 更新
東端から現れた2367黒点群で活発にフレアが起きています。

担当 篠原

太陽の東の端から2367黒点群が現れ、活発にフレアを起こしています。
昨夕、11日18時(世界時11日9時)には、M1.0の中規模フレアを起こし、
続いて、C3.8、C4.5、C8.7、C7.0、C4.5、C3.1、C4.1などの
小規模フレアも起こしています。

2367群の活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
太陽の端で繰り返し爆発が起きています。

Mクラスに達するフレアは、5月6日のM1.9以来で、
およそ1ヶ月ぶりの発生です。
今後、活動がより強まるのかどうか、注目して下さい。


太陽風は、昨夜くらいから速度が下がり始め、
今朝には500km/秒まで下がって、そこで一旦安定しています。
太陽風の速さとしては、まだ高速風の状態です。
磁場強度は、4nT付近で安定しています。。

太陽風の強まりは一旦終わって、穏やかな状態に向かいそうですが、
一方、SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、
中央部の西寄り(右側)にコロナホールが見えています。
もう2日ほどすると、こちらの影響が地球に到来しそうです。

27日周期の図でも、
前周期の5月18〜20日に速度の高まりが発生しています。
この変化の回帰です。


磁気圏の活動は、太陽風が弱まり始めたことと、
磁場の南北成分が0nT付近で変化する様になったため、
弱まり始めています。
AE指数のグラフは、前半は500nTの変化が続いていますが、
後半から変化が目立たなくなっています。

一方、次の太陽風の強まりがやって来ると、
磁気圏の変化も再び活発になりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15の青線が、10,000を越えるレベルを保っています。
太陽風が落ち着いてきたので、増加はこのあたりまでで、
今後は減少に向かいそうです。



太陽の東端の2367黒点群で活発にフレアが起きています。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。