宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:45)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/11 06:34 C2.4
02:04 C2.4
5/10 21:44 C2.2
5/ 9 16:59 C3.0
10:09 C7.4
06:31 C2.0

黒点  5/11 (NOAA)
磁場 フレア
2335 4 β ---
2337 4 β ---
2339 35 βγ C3
2340 3 β ---
2341 1 α ---
2342 4 β ---
2343 2 β ---
2344 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:36 353 -9.4
-2 h 358 -9.6
-4 h 360 -5.9
-6 h 364 -6.0
-8 h 368 -1.2
-10 h 376 +0.4
-12 h 390 +4.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -42 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^0
5/11 0.2 1x10^1
5/10 0.3 1x10^2
5/ 9 0.5 7x10^1
5/ 8 0.4 7x10^1
5/ 7 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/ 6 09:12 太陽の東端でX2.7の大規模フレアが発生しました。中央部の2335黒点群も活発です。
2015/ 5/ 7 14:28 フレアの発生は落ち着いています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
2015/ 5/ 8 13:24 2339黒点群では、小規模フレアが続いています。太陽風の乱れは終わりました。
2015/ 5/ 9 11:32 太陽の東端でC7.4のフレアが発生しています。太陽風はやや低速です。
2015/ 5/10 09:20 太陽の活動は穏やかになっています。太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2015/ 5/11 10:45 更新
太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。

担当 篠原

昨夜、10日21時(世界時10日12時)頃から、
太陽風の磁場が強まり始め、
11日2時(世界時10日17時)には、15nTに達しました。
今朝に入って少し下がりましたが、
現在も10nTと強まった状態です。

7日のニュースで紹介した、
太陽の中央部南寄りで発生した、
フィラメント噴出に関係した乱れかもしれません。
到来まで4日半ほどかかっていて、
タイミングとしては良い頃だと思います。

太陽風の速度は大きな変化はなく、
370k/秒から一時的に400km/秒へ少し上がりましたが、
今日に入った頃から再び360km/秒と低速の風に戻っています。


太陽風磁場の強まりに関係して、
磁場の南北成分が大きく変化しています。
磁場の強まりが最大に達した11日2時(世界時10日17時)頃から、
磁場の南北成分は南向きに振れ始め、
11日4時(世界時10日19時)以降は、
-10nT近い強い南向きが続いています。

磁気圏の活動は、AE指数のグラフの前半も高まっていましたが、
後半に入って再び変化が高まっています。

更に、コロナホールによる太陽風の乱れも始まる可能性があります。
SDO衛星AIA193では、コロナホールはだいぶ西側に進んでいます。
引き続き注目して下さい。


太陽は、2339黒点群でC1〜2の小さいフレアが5回発生した程度で、
それほど活動的ではありません。

太陽の東端も、現在は活動は見られず穏やかです。

一方、可視光写真では黒点群がかなり増えて、
にぎやかになっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。