宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:28)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、X2.7の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 7 05:18 C3.0
05:00 C2.9
02:14 C2.0
5/ 6 20:45 M1.9
20:03 C3.4
15:35 C3.4
14:00 C2.3
10:51 C3.9
07:04 X2.7
06:32 C2.5
02:17 M2.6
00:04 C2.5
5/ 5 23:04 M1.3
22:37 M1.2
22:08 C2.4
20:55 C3.6
20:18 C6.6
18:41 M1.9
18:11 C3.7
17:15 C3.7
16:56 C4.3
15:43 C2.5
14:00 C2.6
12:50 C5.1
01:38 C5.2

黒点  5/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
2335 28 βγ M3
2336 7 β ---
2337 3 β ---
2338 7 β C5
2339 15 βγ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:17 415 +11.7
-2 h 421 +11.6
-4 h 424 +10.4
-6 h 427 +11.0
-8 h 427 +10.3
-10 h 431 +10.2
-12 h 446 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -23 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
5/ 7 0.3 1x10^2
5/ 6 0.3 3x10^2
5/ 5 0.4 5x10^2
5/ 4 0.4 5x10^2
5/ 3 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/ 2 08:50 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は静穏です。
2015/ 5/ 3 12:44 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2015/ 5/ 4 09:02 2335黒点群がやや大きくなっています。4月の黒点数は54.4でした。
2015/ 5/ 5 12:17 太陽でCクラスのフレアが増えていす。太陽風は低速です。
2015/ 5/ 6 09:12 太陽の東端でX2.7の大規模フレアが発生しました。中央部の2335黒点群も活発です。
最新のニュース

2015/ 5/ 7 14:28 更新
フレアの発生は落ち着いています。太陽風の弱い乱れが到来しました。

担当 篠原

昨日のX2.7のフレアと同じ頃に、
太陽の北東の端(左上)から、
CME(太陽ガスの放出現象)が噴出しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

ただし、SDO衛星によるフレアの発生地点と比べると(2枚目の動画参照)、
噴き出す場所が北にずれています。
また、フレアの開始が22:05UT、最大が22:11UTであるのに対し、
LASCO C2の写真では、22:24UTにCMEが写り始めていて、
やや早すぎる印象です。
また、SDO衛星の写真では、
コロナのガスが飛び出す様子を見つけることができませんでした。
このため、CMEは太陽の向こう側で
ほぼ同時に発生した現象かもしれません。
いずれにせよ、地球からは横の方向に噴き出しているので、
影響はないでしょう。

一方、SDO衛星AIA304の動画では、
Xフレアの直後に、
太陽の中央部の南側でフィラメントの噴出が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2では、
この現象と関係しているかもしれない淡いCMEが、
太陽の右下に向かって広がっています。
こちらの弱い影響が、
4日後の10日頃の太陽風に見られるかもしれません。


Xフレアを起こした2339黒点群は、
その後は、M1.9の中規模フレアを最大に、
Cクラスのフレアを8回ほど起こしていますが、
活動としては少し落ち着いた印象です。
しかし、黒点の規模は大きく、引き続き注目して下さい。


太陽風は、昨日のニュースの直後に、
小規模の乱れが到来しています。
速度は、400km/秒から480km/秒に高まり、
磁場強度は、5nTから20nT近くまで強まっています。

予想よりも1日ほど早くなりましたが、
3日の朝に発生したCMEによる乱れの可能性があります。

太陽風磁場の南北成分は、
初めは0nTを挟んで南北に振れ続けましたが、
一時的に-15nTと大きく南に振れて、
その後、北向きに切り替わっています。

このため、AE指数の変化も、初めは500nT付近の活動が見られて、
その後、1300nTに達する大きな活動を起こして、
以降、変化がなくなっています。

現在の太陽風は、速度は420km/秒へ下がり、
磁場強度はまだ10nTを越えて強まっていますが、
北向きに振れている間は、磁気圏への影響は小さくなります。



X2.7のフレアと同じ頃に噴出したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X2.7のフレアと、太陽の中央部南寄りで発生したフィラメント噴出の様子。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2239黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。