宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
今日、C3.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 5 07:41 C3.8
4/ 4 --- ---
4/ 3 16:02 C1.7

黒点  4/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2317 7 β ---
2318 6 β C4
2319 6 β ---
2320 9 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 538 -0.5
-2 h 546 +1.6
-4 h 550 -0.5
-6 h 524 +1.8
-8 h 516 +1.3
-10 h 487 +1.7
-12 h 510 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
4/ 5 0.3 7x10^2
4/ 4 0.4 3x10^2
4/ 3 0.5 7x10^2
4/ 2 0.3 7x10^2
4/ 1 0.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/31 12:36 太陽風は330km/秒の低速風です。磁気嵐中のフィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 4/ 1 12:41 太陽風の急な強まりが到来しました。磁気圏は静穏です。
2015/ 4/ 2 12:45 太陽風磁場の強まりが続いています。磁気圏は穏やかです。
2015/ 4/ 3 13:03 太陽風が500km/秒の高速風になっています。3月の黒点数は38.4でした。
2015/ 4/ 4 14:39 太陽風の速度は550km/秒に上がっています。
最新のニュース

2015/ 4/ 5 13:02 更新
太陽の中央部でフィラメント噴出が起きています。昨夜の皆既月食の写真をどうぞ。

担当 篠原

昨夜の皆既月食の写真を、
北海道室蘭市の中里究さんよりお送りいただきました。

残念ながら、昨夜の鹿児島は曇り空で、
雲のすき間から時々月が顔を見せるくらいでしたが
(多少でも見えたのですから、良い方だったのもかもしれません)、
北海道では、始まりから終わりまで観望することができたそうです。

それでも、後半は雲が増えた中での撮影だったそうで、
写真からもその様子がうかがえます。

撮影は、8cmの屈折望遠鏡( Vixen ポルタII A80M )を使用した
直焦点撮影とのことです。
今回の皆既月食は、月が地球の影の端近くを通ったので、
皆既の時間は12分間しかありませんでした。
3枚目の皆既中の赤い月の上の端の白い明るさに、
その気配が感じられます。

中里さんからは、
昨年10月の皆既月食の時にも写真を送っていただきました。
どうもありがとうございます。

日本から見える次の皆既月食は、2018年1月31日だそうです。
次は3年ほど待たなければなりません。



太陽では、今朝、5日7時(世界時4日22時)に、
C3.8の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星で詳しく見ると、
西端の2317黒点群でフレアが発生するのとほぼ同時に、
太陽の中央部やや左下でフィラメント噴出が起きています。
X線強度の変化には、この2つの変化が混じっている様です。

今日の6枚目の写真で、AIA193とAIA304の動画を紹介します。
それぞれのカメラで見ているプラズマの温度に特徴があるため(Wikipedia参照)、
動画の見え方にもずいぶん違いがあります。
それぞれ迫力の動画になっているので、お楽しみ下さい。

この現象により、CME(太陽ガスの放出現象)も噴き出しています。
まだ発生から時間が短いので、
明日、SOHO衛星の動画を紹介できると思います。

太陽の中心に近い位置で発生しているので、
ガスの噴き出す方向によっては、地球へ影響が及びそうです。


太陽風は、530km/秒前後の高速風が続いています。
磁場強度も、5nTと平均的な値が続いています。
高速の太陽風は、3日目に入っています。

磁場の南北成分も、0nT付近からやや北寄りの状態が続いています。
このため、磁気圏でも比較的小規模の活動が時々発生しています。
AE指数は、300〜500nTの変化が見られます。

SDO衛星AIA193の写真では、コロナホールは西側に遠ざかり、
太陽風への影響もそろそろ終わりに向かいそうです。




中里究さんにより撮影された、4月4日の皆既月食。
(c) 中里 究氏


中里究さんにより撮影された、4月4日の皆既月食。
(c) 中里 究氏


中里究さんにより撮影された、4月4日の皆既月食。
(c) 中里 究氏


中里究さんにより撮影された、4月4日の皆既月食。
(c) 中里 究氏


中里究さんにより撮影された、4月4日の皆既月食。
(c) 中里 究氏


C3.8のフレアの様子。SDO衛星AIA193、AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。