宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:22)
今日、M2.9の中規模フレアが発生しました。
また、M5.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/11 11:11 C2.8
09:18 C5.4
08:46 M2.9
08:00 C3.3
06:02 C3.7
05:37 C4.7
3/10 16:15 C2.7
15:28 C1.4
13:07 C4.5
12:18 M5.1
08:28 M5.8
02:36 C9.1
3/ 9 23:22 M4.5
19:02 C4.0
14:41 C2.9
10:07 C1.8
08:56 C3.0

黒点  3/11 (NOAA)
磁場 フレア
2297 32 βγδ M6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:18 382 +0.7
-2 h 376 +0.6
-4 h 372 +3.9
-6 h 369 +4.0
-8 h 377 +5.2
-10 h 373 +1.2
-12 h 362 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
3/11 0.3 2x10^3
3/10 0.4 4x10^3
3/ 9 0.3 3x10^3
3/ 8 0.3 1x10^3
3/ 7 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/ 6 15:20 太陽の東端でMクラスのフレアが2回発生しました。
2015/ 3/ 7 15:10 太陽の東端から2297黒点群が現れました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2015/ 3/ 8 15:09 2297黒点群でM9.2の中規模フレアが発生しました。
2015/ 3/ 9 12:59 M9.2フレアに伴ってCMEも噴出しています。太陽風は高速風が続いています。
2015/ 3/10 12:40 2297黒点群で中規模フレアが3回発生しました。太陽風は平均的な状態に戻っています。
最新のニュース

2015/ 3/11 12:22 更新
2297黒点群でM2.9のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日のM5.7フレアに伴うCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、
SOHO衛星ALSCO C3の動画で紹介します。

フレアは、太陽の東端(左端)近くで発生したので、
CMEも左側を中心に広がっています。
地球の方向へはあまり広がっていないようですが、
発生から2〜3日後の12日朝から13日にかけて
小規模の乱れがやって来るかもしれません。


昨日のニュースの直前、10日12時半(世界時10日3時半)
に発生していたもうひとつの中規模フレアは、M5.1でした。

その後も2297黒点群は、
Cクラスのフレアを10回以上も起こし、
今朝、11日9時(世界委11日0時)に、
再びM2.9の中規模フレアを起こしました。
2297群がこちら側に現れてから、8回目のMクラスフレアです。
フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

2297群は次第に太陽の中心に近づいているので、
CMEが発生した時に地球へ影響が及ぶ可能性も
次第に大きくなっています。
2297群のフレア活動には引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度は370〜400km/秒の間でゆっくりと変化し、
磁場強度も5〜6nTと、それぞれ平均的な値で推移しています。

8日朝のM9.2のフレアから3日が経ちましたが、
太陽風の乱れは到来していません。
地球方向にはそれほど広がらなかった様です。

一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールが中心線を通過して、西側に進んでいます。
もう2日くらいすると、
この領域からの影響が見られるかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りになっています。
このため、磁気圏も比較的穏やかで、
AE指数は小さい活動が2回ほど見られる程度です。




昨日のM5.7フレアに伴うCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2297黒点群で今朝発生したM2.9のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。