宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、M9.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 9 10:07 C1.8
08:56 C3.0
3/ 8 06:59 M9.2
3/ 7 08:35 C2.2
06:05 C2.2
00:48 C2.7

黒点  3/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2297 13 βγδ M9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 488 +0.7
-2 h 540 -1.5
-4 h 553 +0.4
-6 h 556 +1.5
-8 h 544 +4.1
-10 h 555 +3.3
-12 h 553 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
3/ 9 0.3 3x10^3
3/ 8 0.3 1x10^3
3/ 7 0.4 3x10^2
3/ 6 0.3 3x10^3
3/ 5 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/ 4 14:02 高速太陽風は終わりました。フレアの活動は見えなくなりました。2月の黒点数は44.8でした。
2015/ 3/ 5 10:42 太陽は穏やかです。太陽風は再び高速になっています。
2015/ 3/ 6 15:20 太陽の東端でMクラスのフレアが2回発生しました。
2015/ 3/ 7 15:10 太陽の東端から2297黒点群が現れました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2015/ 3/ 8 15:09 2297黒点群でM9.2の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2015/ 3/ 9 12:59 更新
M9.2フレアに伴ってCMEも噴出しています。太陽風は高速風が続いています。

担当 篠原

昨日の朝に発生したM9.2フレアの様子を、
SDO衛星AIA131の拡大写真で紹介します。
2297黒点群は、このフレアの後も細かい活動を起こし続けています。
磁場構造の複雑さも高い状態を保っており、
引き続きフレアの発生に注目して下さい。

一方、現在の太陽面に見えている黒点群はこの2297群だけで、
他の部分は穏やかです。


M9.2フレアに伴って噴出したCME(太陽ガスの放出現象)について、
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。

ガスの濃い部分は太陽の左に向かって飛び出していますが、
淡い広がりは太陽を大きく囲んでいます。
この部分が地球へ到来する可能性があります。
地球まで2〜3日程度と考えると、
9日から10日にかけて、太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。


現在の太陽風は、500km/秒台の高速風が続いています。
今朝までは550km/秒で安定していましたが、
昼にかけてやや下がり、現在は500km/秒を割りつつあります。
太陽風の高まりは終わろうとしている様です。

太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値です。
磁気圏への影響度を決める南北成分は、
グラフの前半はやや南寄りで、後半はやや北寄りになっています。

このため、オーロラの活動度を表すAE指数も、
前半は500nTから1000nTに達する変化を示していますが、
後半は比較的静かになっています。

太陽風が落ち着くとともに、磁気圏の活動も弱まるでしょう。
一方、CMEによる乱れの可能性もあります。



昨日発生したM9.2フレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M9.2フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。