宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 00:17 M1.3
1/ 4 --- ---
1/ 3 19:27 C1.7
18:41 M1.1
16:04 C2.4
15:43 C3.8
15:07 C4.6
14:50 C2.9

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2248 1 α C1
2251 5 β ---
2252 2 α ---
2253 42 βγδ M1
2255 9 βγ ---
2256 5 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 476 +5.0
-2 h 456 -1.1
-4 h 420 -7.7
-6 h 391 -3.1
-8 h 400 -6.6
-10 h 395 -6.9
-12 h 407 -8.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -46 -/ -
-2 h -52 -/ -
-4 h -52 -/ -
-6 h -60 -/ -
-8 h -60 -/ -
-10 h -57 -/ -
-12 h -51 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
1/ 5 0.3 2x10^2
1/ 4 0.5 7x10^1
1/ 3 0.5 9x10^2
1/ 2 0.5 2x10^3
1/ 1 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/31 11:32 太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風が続いています。
2015/ 1/ 1 13:02 500km/秒台の高速太陽風が続いています。ムルマンスクの素敵なオーロラ写真をどうぞ。
2015/ 1/ 2 12:10 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽も穏やかです。
2015/ 1/ 3 10:58 太陽風の磁場が強まって、オーロラの活動も高まっています。
2015/ 1/ 4 13:20 太陽風は平均的な状態に戻っています。M1の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2015/ 1/ 5 12:02 更新
高速太陽風が到来し、速度は500km/秒に上がっています。12月の黒点数は78.0でした。

担当 篠原

2014年12月の黒点相対数の平均値は、78.0 と、
WDC-SILSOより発表されました。
10月の60.6、11月の70.1よりも少し上がりましたが、
長期変化のグラフを見ると、
極小へ向かう大きな流れの中の変化です。
これから2015年はどの様な推移をするのでしょうか。



太陽風は、昨日の午後から磁場強度が高まり始め、
夜には10nTに達し、現在まで強まった状態が続いています。
速度は、400km/秒と平均的な状態で安定していましたが、
今朝に入って上がり始め、
現在は500km/秒と高速の風に変わっています。

磁場の南北成分は、昨日のニュース以降、南向きに切り替わり、
昨夜には-10nTに達するほどになりました。
このため、磁気圏の活動度が高まり、
AE指数は1000nTを前後する活発な変化が、
ほぼ一日にわたって発生しています。

AE指数のグラフの、
最後から2番目の高まりの頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
満月のため空の条件はかなり厳しいですが、
オーロラの躍動する姿が見えています。

現在の太陽風磁場の南北成分は、
0nTを挟んで、南北に変化しています。
このまま北寄りに変わっていくと、
オーロラの活動は弱まっていくかもしれません。

現在の太陽風は、
27日周期の図の12月7〜10日に見られた高速風が
回帰しつつあるのかもしれません。
この後、太陽風の速度は更に高まるかもしれません。


太陽の中央部の2253黒点群では、
5日0時半(世界時4日15時半)に、
M1.3の中規模フレアが発生しています。
Mクラスフレアは2つめです。

2253群は、その前後にも
C2.1、C1.9などの小規模フレアを起こしています。



鹿児島高専は、冬休みが終わり、
今日から授業を再開しています。
とても静かだった学校が、一転してにぎわっています。




太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時4日23時〜5日0時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。