宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
今日、X1.6の大規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 01:53 X1.6
01:35 C7.0
01:10 C4.6
11/ 7 23:49 C6.7
22:55 C2.3
21:02 C3.9
19:11 M1.0
13:07 M2.0
11:28 M2.7
11:01 C4.0
08:30 C6.5
08:05 C5.5
06:54 M2.5
11/ 6 23:11 C3.8
20:02 C2.5
12:28 M5.4
10:09 M3.2
09:45 C3.3
03:52 M2.9
03:15 C2.5

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2201 10 β ---
2203 1 α ---
2204 5 β ---
2205 40 βγδ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 485 +1.1
-2 h 488 +1.0
-4 h 491 +1.7
-6 h 485 -2.7
-8 h 469 +4.1
-10 h 462 +2.3
-12 h 446 +4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -4 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
11/ 8 0.3 2x10^2
11/ 7 0.3 1x10^2
11/ 6 0.4 6x10^1
11/ 5 0.6 9x10^1
11/ 4 1.7 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/ 3 12:25 太陽の東端でC9.4のフレアが発生しました。10月の黒点数は60.6でした。
2014/11/ 4 11:27 太陽の東端で、M2.2、M6.5の中規模フレアが発生しました。黒点も姿を現しています。
2014/11/ 5 11:11 太陽風磁場が南に大きく振れて、磁気圏の活動を強めています。
2014/11/ 6 12:52 2205黒点群でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は高速になっています。
2014/11/ 7 12:29 2205黒点群でMクラスフレアが2回発生しています。
最新のニュース

2014/11/ 8 11:20 更新
2205黒点群でX1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。

担当 篠原

深夜、8日2時(世界時7日17時)に2205黒点群で、
X1.6の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。

2205黒点群は、昨日のニュース以降も、
M2.0、M1.0、C7.0、C7.0と
中・小規模のフレアを起こし続け、
とうとうXクラスに達する変化を起こしました。

このフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
黒点群は地球から見ると斜めの位置ですが、
SOHO衛星LASCO C3の動画では、
噴出したCMEは地球の方向にも向かっている様です。
到来まで2〜3日程度と考えると、
明日、9日の夜から、10日の夜にかけて
太陽風の乱れがやって来る可能性があります。

前回の2192黒点群の活動では、
目立ったCMEの発生はなかったので、
久しぶりに突発性の乱れがやって来るかもしれません。


太陽風は、磁場強度が5nTから10nTに上がり、
再び5nTに下がる変化をしています。
それとともに、速度が500km/秒に上がり、
太陽風の弱い高まりが来ている様です。

一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球の高緯度寄りにコロナホールが大きく広がっていて、
今後、この領域の影響も到来するかもしれません。
タイミングがCMEと重なるので、
変化の様子が分かりにくくなりそうです。

磁場の南北成分は、比較的北寄りに推移していますが、
磁気圏では小さい活動が度々起きていて、
AE指数のグラフでは、
300nTくらいの変化が何度も起きています。



2205黒点群で発生したX1.6の大規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.6フレアに伴って噴出したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による2205黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。