宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
今日、C9.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 08:37 C1.9
05:40 C9.5
01:59 C3.5
11/ 2 03:15 C2.3
01:37 C7.2
11/ 1 22:41 C2.6
19:19 C4.1
18:19 C4.5

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2195 1 α ---
2200 2 α ---
2201 7 β C7
2202 7 β ---
2203 9 β ---
2204 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 452 +0.3
-2 h 447 -0.1
-4 h 473 +4.2
-6 h 470 +4.1
-8 h 476 +3.2
-10 h 470 -0.3
-12 h 473 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.4 4x10^2
11/ 3 10.9 1x10^3
11/ 2 5.8 1x10^3
11/ 1 0.3 2x10^3
10/31 0.4 4x10^3
10/30 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/29 11:55 2192黒点群はMクラスフレアを起こし、太陽の西端に近づいています。
2014/10/30 12:05 Mクラスのフレアが続いていますが、2192群は太陽の西端に沈みかけています。
2014/10/31 12:08 2192黒点群は見えなくなりました。太陽風は磁場がやや強まっています。
2014/11/ 1 11:48 太陽風磁場がやや強まっていますが、磁気圏は穏やかです。
2014/11/ 2 13:43 太陽の南東でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速風に変わっています。
最新のニュース

2014/11/ 3 12:25 更新
太陽の東端でC9.4のフレアが発生しました。10月の黒点数は60.6でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
2014年10月の黒点相対数は 60.6と発表されました。
巨大な2192黒点群の出現により、
Xフレア6回、Mフレア41回など、にぎやかな1ヶ月でしたが、
黒点相対数の計算としては、群の数が効いてくるため、
10月の後半でも70〜90に達した程度で、
月平均値を大きく押し上げることにはなりませんでした。

長期的に見れば、
黒点相対数は、2014年初めに100に達した後、
ゆっくりと減少に向かっていると言えそうです。

また、フレアの発生数の長期変化を2枚目の図で紹介します。
年平均で示しているので、2014年は10月までの暫定値です。
2014年は、1枚目の図にあるように、
前半が活動的だったこともあり、
年間の値にすると、
第24活動周期の黒点数とフレア数の最高値となりそうです。


太陽では、今朝、3日6時(世界時2日21時)に、
東端でC9.4とMクラスに近いCクラスフレアが発生しました。

SDO衛星AIA131の動画を見ると、
向こう側で発生した現象の様です。
このため、実際の規模はMクラスに達していたのかもしれません。

今後、どの様な活動領域が現われれるのか注目して下さい。


太陽風は、今朝まで500km/秒程度の高速風が続きましたが、
現在は一段下がって、450km/秒とやや高速の状態です。
磁場強度も、7nTから次第に下がって、
0〜5nTの範囲で変化するくらいにやや弱まっています。

磁場の南北成分は北寄りが続き、
磁気圏も比較的穏やかですが、
グラフの中央付近で南に振れている時間帯があり、
そこで、AE指数500nTの変化が起きています。

27日周期の図を見ると、
セクターの切り替わりも到来している様で、
今後、磁場が南寄りに変わるかもしれません。
その場合、磁気圏の活動も活発に変わるでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


黒点数とフレア発生数の長期変化。
(c) 黒点データ:SIDC、フレアデータ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース


太陽の東端で発生したC9.4の小規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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