宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
今日、M3.4の中規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/28 11:05 M3.4
07:58 C4.6
06:16 C5.4
03:54 C3.9
03:26 C4.5
02:30 M1.4
01:58 C7.6
10/27 23:07 X2.0
20:15 M2.0
18:19 M6.7
17:55 M1.0
16:30 C6.5
16:11 C9.6
15:18 C9.6
14:20 C4.9
14:01 C3.4
12:13 M1.3
11:18 C7.4
10:26 M1.0
09:01 M6.9
08:30 C7.4
06:46 C8.3
04:55 M2.4
03:39 M1.9
02:54 M4.2
02:07 M1.0
01:11 C5.3
00:52 C3.5
00:09 C5.2
10/26 23:03 C3.3
22:03 C9.2
21:11 M1.0
19:34 X2.0
19:12 C7.5
18:51 C4.4
15:13 C9.5
14:43 C4.0
14:09 C2.8
10:28 C3.5
10:09 C3.1
08:20 C8.4
05:17 C5.6
01:34 X1.0
00:39 C9.7

黒点 10/28 (NOAA)
磁場 フレア
2192 51 βγδ X2
2194 2 α ---
2195 9 β ---
2196 1 α ---
2197 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 431 -3.3
-2 h 422 -3.7
-4 h 418 -2.9
-6 h 420 -4.6
-8 h 395 -2.8
-10 h 385 +2.1
-12 h 389 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^2
10/28 0.3 2x10^3
10/27 0.3 2x10^3
10/26 0.4 3x10^3
10/25 0.4 1x10^4
10/24 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/23 13:45 2192黒点群でX1.6の大規模フレアが発生しました。19日のXフレアのHα写真をどうぞ。
2014/10/24 10:47 2192黒点群の活動は落ち着いて、フレアは減っています。
2014/10/25 13:28 2192黒点群でX3.1の大規模フレアが発生しました。
2014/10/26 14:27 昨日に続いて、2192黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。
2014/10/27 13:47 2192群でX2.0の大規模フレアが発生しました。Xフレアは3日連続です。
最新のニュース

2014/10/28 12:16 更新
2192黒点群で、再びX2.0の大規模フレアが発生しました。活発な活動が続いています。

担当 篠原

2192黒点群の活発なフレア活動が続いています。
昨夜、27日23時(世界時27日14時)には、
X2.0の大規模フレアが発生しました。
2192群としては6回目のXクラスフレアです。

2192群では、この他にも、M6.7、M1.4、
そしてつい先ほどM3.4の中規模フレアを起こし、
更に、C9.6、C9.6、C5.4、C4.9、C4.6などの
小規模フレアも起こしています。

活発な活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
可視光写真では、次第に西の端に近づく
黒点群の様子を見ることができます。

現在の様なフレア活動を2192黒点群がどこまで続けるのか、
黒点が西の端に没するまで注目して下さい。

また、日食メガネを使って黒点を観測するのも、
黒点が端に近づいたため、ぎりぎりになっている様です。
今朝、試してみたのですが、
私の視力ではかろうじて見えるくらいでした。
もし太陽観測用の減光メガネがあれば、
ぜひ、挑戦して下さい。


太陽風の速度は、
420km/秒と平均的な速さで安定しています。
磁場強度は、夜にかけて9nTに上がりましたが、
現在は7nTくらいに下がっています。
やや強めの状態は続いています。

磁場の南北成分は、
南寄りの状態が長い時間続いています。
このため、磁気圏の活動もある高まっていて、
AE指数は500nTから、
一時的に1000nTに達する変化を記録しています。

もう2〜3日くらいこの状態が続くかもしれません。



2192黒点群で発生したX2.0の大規模フレアとその前後の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による、2192黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。