宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M5.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/29 05:26 C4.1
02:06 M1.0
9/28 19:55 C2.9
15:58 C6.3
11:26 M5.1
10:09 C3.4
08:28 C3.1
00:32 C2.3
9/27 15:43 C2.4
08:05 C3.6
01:13 C7.9

黒点  9/29 (NOAA)
磁場 フレア
2171 12 β ---
2172 56 βγ C3
2173 22 βγ M5
2175 23 βγδ ---
2177 12 βγ C8
2178 4 β M1
2179 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 377 +3.4
-2 h 378 -0.5
-4 h 389 -1.4
-6 h 385 -0.8
-8 h 391 -0.1
-10 h 407 -0.6
-12 h 420 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
9/29 0.4 3x10^3
9/28 0.4 3x10^3
9/27 0.4 9x10^2
9/26 0.4 2x10^3
9/25 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/24 12:26 太陽風磁場が南向きになり、オーロラが活発になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/25 11:57 太陽風磁場は南寄りが続き、磁気圏も活発です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/26 12:30 太陽風はやや高速の風が続いています。
2014/ 9/27 12:04 太陽の東端で大規模な噴出が発生しています。太陽風はやや高速です。
2014/ 9/28 09:30 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2014/ 9/29 12:11 更新
M5.1、M1.0と中規模フレアが2回起きました。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

太陽の南西部(右下)の2173黒点群で、
昨日昼、28日12時(世界時28日3時)に、
M5.1の中規模フレアが発生しました。

このフレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
SOHO衛星によると、
このフレアの後に目立ったCMEの噴出はなく、
太陽風への影響は小さい様です。

また、2173群は、29日1時半(世界時28日16時半)にも、
M1.0の中規模フレアを起こしています。

2173群の黒点の様子を、
SDO衛星による拡大写真でご覧下さい。
すぐ上の2172群と並んで、複雑に黒点が分布しています。
これらの黒点群によるフレアの発生に、
今後も注目して下さい。

また、太陽の東端(左端)にも、2177、2178、2179と
3つの黒点群が並んでいます。


太陽風は、今日に入った頃に速度が一段低下して、
370km/秒とやや低速の風に変わっています。
磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。

27日周期の図の前周期に見られていた
太陽風速度の高まりは、
今回は数日ほど早めに終わりそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
ACEのグラフの中程で南寄りになりましたが、
以降は0nT付近で小さく変化しています。

このため、AE指数のグラフは、
中盤で500nT近い変化が発生していますが、
終わりに近づくと活動は小さくなっています。

太陽風の速度が下がってきたこともあり、
磁場の南寄りの傾向も終われば、
磁気圏は静かになるでしょう。



2173黒点群で発生したM5.1の中規模フレア。SO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Mフレアを起こした2173黒点群(下)と、大きな黒点が目立つ2172黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。