宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 5 10:28 C3.8
06:39 C3.4
04:15 C3.9
01:14 C5.7
9/ 4 22:10 C6.3
19:00 C3.1
11:24 C2.4
06:11 C5.2
9/ 3 22:15 M2.5
11:43 C4.0
05:56 C2.9

黒点  9/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2151 2 α ---
2152 16 βγ C6
2153 9 β C2
2154 10 β ---
2155 3 β M3
2156 2 β ---
2157 12 β C6
2158 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 409 +0.1
-2 h 413 +3.2
-4 h 409 +1.0
-6 h 389 +1.5
-8 h 390 +0.9
-10 h 396 +0.3
-12 h 388 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 4.3 4x10^3
9/ 5 5.3 8x10^3
9/ 4 5.2 1x10^4
9/ 3 3.7 1x10^4
9/ 2 1.6 1x10^4
9/ 1 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/31 10:38 磁気圏の活動が続いています。太陽はCクラスのフレアが続いています。
2014/ 9/ 1 08:42 太陽風は400km/秒付近で安定し、磁気圏の活動も続いています。
2014/ 9/ 2 12:39 太陽の裏側で大きいフレアが発生し、CMEも噴出しています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/ 3 12:12 太陽の中央でフィラメントの噴出が発生しました。8月の黒点数は74.7でした。
2014/ 9/ 4 12:01 太陽の東端でM2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2014/ 9/ 5 12:29 更新
Cクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏の活動は穏やかになっています。

担当 篠原

太陽の西と東で、
Cクラスの小規模フレアが繰り返し発生しています。
西側の2152黒点群では、C1.6、C2.2、C6.3、
そして、西端の2153群でも、C1.8が発生し、
東端から新しく現れた2157群では、
C3.1、C5.7、C3.9が発生しています。

GOES衛星のX線グラフは、
次々に変化が起きていてにぎやかです。
特に、2157黒点群はこれから太陽の中心に向かうので、
活発な状態が続く場合は、注意が必要になるでしょう。
SDO衛星AIA131による、
この領域の1日間の活動の様子を紹介します。
細かい変化が頻繁に起きています。


太陽風は、速度は400km/秒で安定し、
平均的な状態が続いています。
磁場強度も5nTで安定していますが、
今朝くらいに、6nTヘ少しだけ上がっています。

磁場の南北成分は、次第に北を向くように変化しています。
このため、磁気圏の活動は弱まっていて、
AE指数のグラフは、
前半は500nT近い小規模の変化が見られますが、
中盤以降、変化がほとんどなくなって、
穏やかになっています。

明日、6日から7日にかけて、
CMEによる太陽風の弱い乱れが到来する可能性があります。
速度の変化は小さいと思いますが、
磁場が強まって南向きに振れると、
オーロラの活動が活発になる可能性があります。

また、27日周期の図を見ると、
前周期の8月10日に太陽風磁場のセクター境界が到来し、
それとともに、速度がやや高まっています。
この変化も、6〜7日にかけて回帰するかもしれません。

両方の可能性に注目しながら、太陽風の変化を追いかけて下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、少しだけ減少しています。
太陽風が穏やかな間は、ゆっくりと減っていきます。



太陽の東端に現れた2157黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。