宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:50)
昨日、M5.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/25 --- ---
8/24 20:59 M5.9
16:29 C2.8
13:52 C5.5
09:07 C1.6
03:10 C2.9
02:01 C6.0
8/23 23:06 C2.2
10:48 C3.5
00:40 C6.2

黒点  8/25 (NOAA)
磁場 フレア
2141 1 α ---
2142 3 β C2
2143 6 β C3
2146 10 β C6
2148 10 β C1
2149 16 βγδ C6
2150 1 α ---
2151 1 α M6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 275 +3.4
-2 h 278 +3.6
-4 h 276 +2.9
-6 h 272 +3.2
-8 h 280 +2.4
-10 h 284 +2.5
-12 h 278 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -3 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
8/25 0.3 8x10^2
8/24 0.4 1x10^3
8/23 0.3 1x10^3
8/22 0.4 2x10^3
8/21 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 8/20 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
2014/ 8/21 11:31 太陽風の乱れは終わりつつあります。太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2014/ 8/22 11:00 太陽の東端でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりは終わっています。
2014/ 8/23 11:32 太陽でフレアが活発に発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 8/24 13:12 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は290km/秒とかなり遅くなっています。
最新のニュース

2014/ 8/25 10:50 更新
昨夜、太陽の東でM5.9の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨夜、24日21時(世界時24日12時)に、
太陽の東端の2151黒点群で、
M5.9の中規模フレアが発生しました。

この規模のフレアの発生は、
7月8日のM6.5以来、1ヶ月半ぶりです。

フレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画で紹介します。
2151黒点群は、このフレアを起こすまでは静かで、
いきなり大きな活動を起こしています。

また、このフレアに伴って
CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2とC3の動画を掲載します。
太陽から左下に向かって、ガスが勢いよく噴出しています。
地球からは横方向の噴出になるので、影響はないでしょう。

太陽では、この他に、2149群でC5.5、C1.4、C1.7、
2143群でC2.8、C1.8、
2142群でC2.2など、
あちこちで小規模フレアが発生しています。
2151群とともに、今後の活動に注目して下さい。


太陽風は、280km/秒とかなり遅い状態が続いています。
磁場強度は4nT前後で安定しています。

磁場の南北成分は、
弱い南向きから、北向きにゆっくりと変化しています。
27日周期の図を見ると、
太陽風磁場のセクターの切り替わりも一緒に起きています。

AE指数は、前半に小さい変化がいくらか見られる様ですが、
太陽風の南向き磁場の振れ幅も、速度も小さいため、
変化はかなり小規模です。
そして、グラフの後半は完全に静かになっています。

太陽風は、このまま穏やかな状態が続きそうです。



太陽の東端の2151黒点群で発生したM5.9フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M5.9フレアに伴って発生したCMEの噴出。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。