宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
今日、C9.0の小規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/14 05:56 C4.1
05:13 C9.0
01:50 C3.3
6/13 19:38 C3.7
18:10 C3.8
16:33 M2.6
11:50 C9.9
09:31 C8.5
06:39 M3.1
05:45 M1.0
04:55 C3.1
03:03 M1.3
02:27 C6.2
01:21 C3.5
00:57 C7.8
6/12 22:11 C3.9
19:14 M2.7
18:22 M1.8
15:39 C3.7
13:51 C4.5
13:13 M2.0
10:16 C4.4
09:37 C3.6
05:52 M3.9
03:38 C3.6
01:23 C2.6

黒点  6/14 (NOAA)
磁場 フレア
2079 1 α ---
2080 27 βγδ C4
2082 21 β C3
2085 47 βγ M3
2086 2 β ---
2087 27 βγδ M4
2088 11 β ---
2089 11 β M1
2090 4 β ---
2091 3 β ---
2092 12 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 394 -0.8
-2 h 388 -0.6
-4 h 372 -1.4
-6 h 376 +2.2
-8 h 371 -0.4
-10 h 359 +2.8
-12 h 356 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -2 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
6/14 0.5 4x10^2
6/13 0.7 4x10^2
6/12 0.3 2x10^2
6/11 0.4 2x10^2
6/10 0.3 9x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 6/ 9 12:22 太陽風は600km/秒の高速風になっています。アメリカ・ノースダコタのオーロラをどうぞ。
2014/ 6/10 12:43 太陽の東端から活動的な領域が現れました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2014/ 6/11 11:42 太陽の東端で、Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。
2014/ 6/12 13:29 2087黒点群ではXクラスやMクラスのフレアが続いています。太陽風は高速の状態です。
2014/ 6/13 13:09 太陽は活発で、Mクラスフレアが7回発生しています。
最新のニュース

2014/ 6/14 12:30 更新
M2.6の中規模フレアが発生しています。2080、2085黒点群は西に沈みつつあります。

担当 篠原

大きな姿を見せていた、2080黒点群と2085黒点群が、
太陽の西の端に沈みつつあります。
これらの領域では、C2.1の小規模フレアが起きた程度で、
活動度は下がっています。

太陽の南東(左下)の2087黒点群は依然活動的で、
昨夕、13日17時(世界時13日8時)のM2.6を最大に、
C9.0、C4.0など、Cクラスのフレアを5回ほど起こしています。

X線グラフの印象としては、
フレアの規模は次第に下がっている様に見えますが、
引き続き注目して下さい。


太陽風は、ゆっくりと速度が上がって、
現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態で安定しています。

CMEによる太陽風の乱れは見られず、
穏やかに推移しています。

磁気圏も静穏で、
AE指数のグラフは、最後に小さい山があるくらいです。


SDO衛星AIA193の写真には、コロナホールは特に見られず、
穏やかな太陽風が続きそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。